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四半期財務諸表簡素化案が公表
(11/01/11)

 企業会計基準委員会(ASBJ)は12月22日、企業会計基準公開草案第45号「四半期財務諸表に関する会計基準(案)」及び企業会計基準適用指針公開草案第42号「四半期財務諸表に関する会計基準の適用指針(案)」等を公表した。これらの改正は四半期報告書における財務諸表部分の簡素化を図るためのもので、ASBJでは1月25日までのパブコメを募集している。

 改正案によると、PL等は累計期間のみの開示で十分とされる。会計期間について任意で開示することも認められる。

 また、第1四半期及び第3四半期において、四半期(連結)キャッシュ・フロー計算書の開示の省略も認められる。その場合、期首からの累計期間に係る減価償却費及びのれんの償却額を注記することで、省略された情報の補完をすることとなる。

 その他、注記事項も大幅に省略されることとなる。四半期報告書の簡素化を通じて、作成担当部署の負担緩和が実現され、四半期報告書提出の早期化も期待できよう。



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