国際会計基準に基づいて四半期連結財務諸表を作成した場合、どのようになるのであろうか。そんな疑問を持つ実務家に朗報となるのが、金融庁がこのほど公表した国際会計基準に基づく四半期連結財務諸表の開示例だ。 この開示例は、平成22年6月30日に終了する第1四半期において、指定国際会計基準を任意適用して四半期連結財務諸表を作成する場合における実務の参考として示されたもの。連結財務諸表のほか、22に及ぶ注記例も掲げられている。実際には「会計基準の特例に関する注記」の記載も必要となってくる。 今回の開示例公表がパブコメに付されていないのは、開示形式及び内容を拘束するものではないというのが理由。もっとも、実務家にとっては国際会計基準に基づいて作成した場合の四半期連結財務諸表をイメージするのに最適の資料といえよう。 |
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