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II-4(3) |
(3) 二方路線影響加算 二方路線影響加算は、宅地が正面と裏面とで路線に接している場合に評価額が加算されることをいいます。 正面路線(原則として奥行価格補正後の金額が高い方の路線)の奥行価格補正後の価額に、その裏面路線に正面路線と同様の方法で奥行価格補正を行い、さらに二方路線影響加算率(「二方路線影響加算率表」に定める加算率)を用いて算定した価額を加算します。 例えば、次のC地のような場合です。 |
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2つの道路に接しているわけですから利便性がよく、評価額も高くなるであろうという考え方です。 C地の二方路線影響加算率は、次の「二方路線影響加算率表」より、「普通住宅地区」の「0.03」になります。 |
正面路線とは、原則として、奥行価格補正後の金額の高い方の路線(C地では300千円×0.98=294千円の方)をいいます。 裏面路線は、正面路線以外の路線、つまり奥行価格補正後の金額の低い方の路線(C地では200千円×0.98=196千円の方)になります。 土地評価単価=300千円×0.98+200千円×0.98×0.03=299.88千円 土地評価額 =299.88千円×20m×30m=179,928千円 【二方路線影響加算率表】
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