Q9 |
Q9 課税標準 |
1.外形基準の類型 (1) 外形基準にはどのようなものがあるか 外形基準には多種多様なものがありますが、外形標準課税の導入を従来から検討していた税制調査会によると、外形基準の主なものとして次の11の基準が提示されていました。 主な外形基準
(2) 望ましい外形基準 税制調査会は平成11年7月に、外形基準のあり方を検討するにあたり、基本的な考え方にもとづいて、次の4つの類型を望ましい外形基準として提示しました。 (1) 基本的な考え方
(2) 外形基準の4つの類型
2.外形標準課税の検討過程 外形標準課税の導入に際しては、税負担の変動に対し、税負担能力に配慮する等の観点から、所得基準による課税と外形基準による課税とを併用することが望ましいと考えられ、次のような検討過程を経て、今回の外形標準課税が導入されることとなりました。 3.今回の改正による課税標準 今回の改正で導入された外形標準は付加価値割と資本等の金額です。ただし、外形基準と従来の所得基準は併用されるため、所得割、付加価値割及び資本割の合算額によって法人事業税が課されます。 所得割、付加価値割および資本割の課税標準は、次のとおりです。(地方税法72条の12) (1) 所得割 各事業年度の所得及び清算所得 (2) 付加価値割 各事業年度の付加価値額 (3) 資本割 各事業年度の資本等の金額 |