II-Q9 |
Q9 生命保険の経理と税務 |
生命保険の種類は、大きく分けて養老保険、定期保険、終身保険の3つです。図解すると次のとおりです。
生命保険金の受取人の相違により、支払保険料を損金算入するべきか資産計上するべきかといった経理処理上の違いがあるので、次に、一覧表示します。
定期保険は、【1】でみたとおり掛捨て保険ですが、この一種に逓増定期保険があります。逓増定期保険は期間満了になると満期返戻金はもちろんゼロになります。ところが、中途解約しますと保険料の先払いしている部分が解約返戻金として戻ってきます。この返戻金を役員退職金に充当できるように、保険契約を合理的に設定します。保険会社によって差はありますが、6〜7割の返戻率になっています。 さらに、一定の条件をクリアすれば保険料が全額損金算入できます。なお、この場合には、諸条件を、保険会社・顧問税理士と十分に検討することが必要です。
|