III-Q18 |
Q18 純資産価額引下げ策 |
純資産価額方式は、評価会社の課税時期における資産、負債を相続税評価額により評価替えする方法で、次のように計算します。 純資産価額=帳簿価額による純資産(自己資本の部)+含み益×42% したがって、株価を引き下げるには自己資本の部を減らす、又は含み益を減らせばいいのです。 自己資本の部を減らすには、会社に大きな赤字を作らなければなりません。大きな赤字を作る方法の1つに、役員退職金の支給があります。 役員退職金の支給は、株価を下げるだけでなく、会社の税金の節税にもなり、また、相続税の納税資金としても活用することができます。 社長退任時は、自社株承継の大きなチャンスなのです。
含み益を大きく減らす方法の1つに不動産投資があります。 会社が所有する土地の上に賃貸用のビルやマンションなどを建設し、賃貸の用に供しますと、土地の評価並びに建物の評価が次のように大きく下がり、結果、株価の引下げにつながることとなります。なお、建設資金は自己資金でも、借入金でも株価引下げ効果は同じです。 また、土地付マンション等を購入しても同様の効果が現れます。
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