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開業時の資金調達(国民生活金融公庫融資のポイント)
・融資可能額7,200万円(うち運転資金4,800万円)
・返済期間:設備資金15年以内(据置き3年以内)
運転資金5年以内(据置き6ヶ月以内)
・千万円単位の融資の場合担保を要求される場合が多い
民間金融機関の場合、銀行次第で大幅に条件が異なりますが、概ね国民生活金融公庫と違いは少ないようです。ただし、金利に関しては公庫が2%前後に対し、民間金融機関では融資先の担保状況、頭金の割合などにより2〜4%程度の差があります。
また、民間金融機関では近年独立した医療福祉部門の開設が増加しており、積極的に融資を実行するところも増加しています。
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開業後の資金調達
開業後も診療所の資金調達は、主として国民生活金融公庫と民間金融機関で賄われています。開業後はそれまでの経営実績及び今後の事業計画により判断され融資が決定されますが、近年は特に損益主義で融資の条件が決まる要素が高くなっている点に留意して下さい。
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独立行政法人福祉医療機構
診療所に対しても独立行政法人福祉医療機構の借入制度があり、金利も2%前後と低い水準です。
ただし、診療所の場合「代理貸付」扱いとなり、手続は民間金融機関で事前審査、その後福祉医療機構で最終審査となります。金融機関の支店レベルでは過去の実績がほとんどないことが通常であり、事前段階で貸付けが可能か否かの判断が難しい場合が発生する点に留意して下さい。 |