決めることが大切
これから会計事務所を開業する先生や開業間もない先生にとって、『いかにスタートダッシュを切るか?』は大きな関心事だと思います。
これから開業する先生、開業間もない先生にお会いする機会も多く、その後も長くお付き合いさせていただくうちに、あることに気づきました。
それは「開業後にスタートダッシュを切り、その後順調に成長する事務所と、伸び悩んでしまう事務所に分かれる」ということです。
これまでにお会いした先生・事務所に限っては「この2つの違いは何か?」と言うと『決めているか否か?』です。
具体的には
1.目指す理想の事務所像を決めている
2.掲げた目標に対する期限を決めている
3.強みを発揮できる(「将来的に発揮したい」も含む)ターゲットを決めている
4.対外的に事務所のウリを決めている
例)「うちの事務所は医業に強いですよ」
「うちの事務所は新設法人の設立に多くの実績がありますよ」
5.お付き合いしたい顧問先と、お付き合いしたくない顧問先を決めている
6.やりたいことと、やりたくないことを決めている
といったようなことです。
「決める」ということは“情熱の向けどころ、力の注ぎどころを明確にする”ということだと思います。
では、なぜ「決める」ことが必要なのでしょうか。
それは、日常業務に追われているうちに、どこに情熱を向け、力を注げばいいのかわからなくなってしまうからです。
実際、あまり何も決めないまま開業した先生を見ていると、足元が定まらず、外部の情報に翻弄されているように見えます。
決めていなければ、どうしても日常業務に流されてしまいます。
決めてさえいれば、少しずつでも目指す理想の事務所像に近づいていけると思います。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!