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知って得するセキュリティのはなし  その176

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古いiPhone・iPadへのセキュリティアップデートがリリース

1.このニュースをザックリ言うと

- 8月31日(現地時間)、Appleより、iOS 12系のセキュリティアップデート12.5.6がリリースされました。
- iOS 12系は現行バージョンである15系にアップデートできないiPhone 5s・6・6 Plus、iPad Air・mini 2・mini 3およびiPod Touch(第6世代)が対象機種となっており、昨年9月以来約1年ぶりのリリースとなります。
- 8月18日リリースのiOS 15.6.1で修正されたWebKitコンポーネントの脆弱性(CVE-2022-32893)に12系でも対応するものとなっていますが、悪意のあるWebサイトの閲覧等により、機器を乗っ取られる恐れがあるとされ、アップデートが強く推奨されています。

2.執筆者からの所感等

- iOS 15.6.1で修正された脆弱性は2件あり、macOSにおいてもこれらに対するセキュリティアップデートが出ています(ただしもう1件の脆弱性であるCVE-2022-32894はiOS 12の対象機種には影響しないとのことです)。
- WebKitはLinuxでも利用するツールがいくつかあり、CVE-2022-32893へのセキュリティアップデートがリリースされています。
- iOS 12系が最新となっている古い機種の他、秋にリリース予定のiOS 16でサポート対象外となるiPhone 6s・6s Plus・7・7 Plus・SE(第1世代)およびiPod Touch(第7世代)、同じくiPadOS 16で対象外になるiPad Air 2およびmini 4について、今後もセキュリティアップデートが提供されるかは未知数であり、これらを利用している場合は可能な限りiPhone 8・SE(第2世代)以降等に移行することも検討すべきでしょう。

執筆者情報

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株式会社アルテミス

株式会社アルテミスは、1995年(平成7年)に設立以来、情報通信および情報セキュリティという事業領域において、お客様ニーズに合わせてワンストップにて各種ソリューションを提供しています。
自社製品として情報セキュリティ関連の各種シリーズをリリース、そのほか、ネットワークセキュリティの分野では、疑似侵入診断サービス、Webアプリケーション診断サービスなどによるネットワークの脆弱性診断などを展開するなど、官公庁・金融機関・一部上場企業を初めとする大手・中堅企業から中小企業に至るまで、多くの企業がセキュアなシステムを構築するための支援を首尾一貫して提供しています。
特に50名以下の管理者がいない法人(SMB)法人に対してセキュリティ+マネージドサービスを提供しています。
SMB市場でのセキュリティ機器&サービスは、提案、購入するだけでは、エンサービスドユーザへの『真の導入には至らない』ため、システム管理者が不在でも、機器の運用、の運用、 IT機器の活用方法、トラブル対応、リスク対応などを標準化した商品を提供しています。

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- 8月31日(現地時間)、Appleより、iOS 12系のセキュリティアップデート12.5.6がリリースされました。- iOS 12系は現行バージョンである15系にアップデートできないiPhone 5s・6・6 Plus、iPad Air・mini 2・mini 3およびiPod Touch(第6世代)が対象機種となっており、昨年9月以来約1年ぶりのリリースとなります。- 8月18日リリースのiOS 15.6.1で修正されたWebKitコンポーネントの脆弱性(CVE-2022-32893)に12系でも対応するものとなっていますが、悪意のあるWebサイトの閲覧等により、機器を乗っ取られる恐れがあるとされ、アップデートが強く推奨されています。
2022.09.14 16:14:20