会社を高く売却するためには?
会社の値段ってどう決まる?
会社を高く売却したいと考える場合、そもそも会社の値段がどうやって決まるのかをまず知ることが必要です。
あくまで一般論ですが、特にスモールM&Aの場合は、
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「時価純資産価格」+「減価償却費控除前の買収後営業利益」×1-5年分
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で計算されることが多いです。
時価純資産価格とは?
「純資産価格」とは、会社の資産から負債を差し引いた差額です。
更に、「時価純資産価格」とは、資産項目である土地や在庫を時価評価し直して再計算し、負債については未払退職金負債などを計上して求めます。
会社の売却価格が例えば1億円であっても、現金が数千万円あって、時価純資産価格が1.1億円あるのであれば、逆に買収した瞬間に収支的にはプラスになっているのかもしれません。
そういった意味で、まずは会社の売却価格には「時価純資産価格」が影響するということを覚えておいてください。
減価償却費控除前の買収後営業利益
「営業利益」とは、会社の売上から原価及び人件費や家賃などを差し引いた、「本業での儲け」といえます。
更に、「減価償却費控除前」というのは、減価償却費というのがキャッシュアウトしない経費ですので、それを控除しないということは、「本業でのキャッシュフロー上での儲け」をあらわしています。
更に、「買収後」というのは、例えば現在売り手さんが個人所有している不動産を使って低廉の家賃で商売している場合に、買収後に買い手は通常の家賃が発生するとき、その差額を調整するようなイメージです。
つまり、「減価償却費控除前の買収後営業利益」とは、「キャッシュフロー上での本業の儲けを買い手目線で計算した数字」ということになります。
また、この部分は営業権的な考え方になりますので、年数はケースバイケースとなります。
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