ACに備える!(アフターコロナ)
ACに備える
コロナの感染防止も大変重要ですが、コロナ後の経済ショックも心配です。
相当数の倒産や廃業、自殺者が出るのではないかと思います。
アフターコロナ(AC)に備える意味では、下記は有効でしょう。
実質無利子・無担保融資(事業者向けパンフP7,8)
https://www.meti.go.jp/covid-19/pdf/pamphlet.pdf
「特別貸付で0.9%金利引下げ+利子補給=金利0円」となっていて、3年間限定ですが、元本据え置きも可能ですから、コロナ関連で不安な会社は、とりあえず借りておくという対応も良いかもしれません。
また、上記パンフにはそれ以外にも、金融機関からお金を借りる場合の信用保証制度の拡充も書かれていて、東日本大震災以来のいわゆる「3階建て信用保証」になりました。
一般保証枠(2.8億円)
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セーフティネット保証枠(2.8億円)
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危機関連保証枠(2.8億円)
リスケ中の会社は?
一方、リスケ中の会社も上記パンフにある各種の融資制度を使えるのかどうか調べているのですが、仲間内の情報では、まず受付はしてもらえるようです。
金融機関の担当者によっては、ダメだという方も結構いるようですが、「きちんと信用保証協会に確認してほしい」と言ってみてください。
まだ今のところ、リスケ中でも新規融資が受けられたという話は聞いていませんが、私が持っている最新の情報を共有しておきました。
とにかくまずは、一般の会社も含めて、「日本政策金融公庫」か「金融機関」に問い合わせをしてみるのがいいでしょう。
ピンチはチャンス
さて、「ピンチはチャンス」とは使い古された言葉ですが、ピンチの時にリアルにチャンスに気付きその具体的な行動をとられる方は、極少数です。
2000年のIT上場バブル
2003年から始まる不動産バブル
2005年から始まるFXバブル
2008年リーマンショック
2011年ソーシャルゲームバブル
2013年から始まりもしかしたら崩壊するかもしれないアベノミクスバブル
過去20年振り返って主要なものだけでも、これだけのバブルとその後の崩壊があり、それらピンチの時に、ピンチをチャンスに変える例えば下記の行動を取られた方は、私の周囲では少ないです。
・従業員教育や社内管理体制の整備
・今までやれなかった新規事業や新工場、新商品の具体的打ち合わせ
・会えなかった人に会う、呼べなかった人を呼ぶ(不謹慎にならない程度に)
・安くなったものを買う(仕入れ、本業で必要な土地や株、貯蔵品等)
・人材の調達(人が少し採用しやすくなったと聞きます)
・手元資金を潤沢にするためにも融資を受けておく など
今はとにかく「手元の資金に余裕」を持っておくことです。
また「必要な在庫も余裕をもって仕入れ」ておいた方が良いかもしれません。
(注)原稿執筆2020.3.17