経営のプロを育て多岐に渡る経営アドバイスで地元企業をサポート【鯨井会計グループ】
東京から60km圏内で茨城県西のほぼ真ん中に位置する下妻市と、筑波研究学園都市を擁するつくば市に事務所を構えている税理士法人鯨井会計。茨城県下で最大級の会計事務所である。また、お客様企業と二人三脚で歩み続けてきた50年以上の歴史と実績を有する会計事務所でもある。
税理士法人鯨井会計は1964年、鯨井基司氏の税理士開業から始まる。開業当初、地元の有能な若者は東京で就学し、そのまま就職して地元に帰郷してもらえない状況だった。
「そこで地元企業の発展に寄与し、有能な若者が帰郷してもらえるような魅力ある地域環境の発展に貢献することを事務所の使命とし、開業以来、一貫して“地元企業と共に生きる”・“学卒者を採用する企業を育成する”を経営理念として、サービスを提供してきました。」と語るのは代表取締役の鯨井規功氏である。
「事務所の最大の特徴は、お客様に対する提案業務を重視し、会計・税務業務については、一般部門・建設及び不動産部門・医療部門・資産税部門・金融部門・行政部門・記帳代行部門などに組織化しています。また、社労士業務については、人事労務管理部門・助成金部門・人材研修部門に分かれています。これらの部門の責任者が、それぞれの分野における専門の知識を有したスペシャリストとして、コンサルティング業務に力を注いでいる点です。」と語る。
このような組織化は相乗効果として、スタッフの育成やモチベーションアップに繋がっていると言う。
さらに、同事務所ではグループ企業との連携に留まらず、外部団体に加入・所属し、ネットワークを強化することで、多様な業務・業種・業態に対応できる体制を整えている。例えば、資産税関係では船井財産コンサルタンツ、医療関係ではメディカル・マネジメント・プランニング、企業再生関係では日本M&Aセンター、ベンチャービジネス関係の中小企業ベンチャービジネスコンソーシアムなどに参加し、知識の習得や新サービスの提案に余念がない。
「特に、現在注力しているのは経営サポート、経営アドバイスです。様々な業種に特化して業務を展開してきたことにより、業種ごとの実績やノウハウが蓄積されてきました。これらのデータベースをもとに、お客様企業に対しての経営コーチングを強化、発展させて行きたいと考えています。監査スタッフ全員を“財務の解る経営コーチ”に成長させるのが目標です。」と熱く語る。このために、日本経営コーチ協会の運営に積極的に参画している。
また、同事務所では異業種交流会としての“種徳会”を主宰している。「経営者は孤独な職業といわれておりますが、経営者同士の横のつながりを構築していただく目的で異業種交流会としての“種徳会”を創設させていただきました。多くの経営者の方々に加入していただき、経済講演会、情報交換会、研修会、視察研修、情報誌発行、親睦ゴルフコンペ開催などの多岐にわたる活動を展開しています。」
中小企業は資本的に規模が小さいというだけでなく、人材的にも情報的にも大企業と比較すると大きく不足している。鯨井会計が地元中小企業と共に生きると考えた時、最も大切なことは、その不足しているところを補うことだと認識している。多岐にわたるお客様のニーズに対応するために惜しみないサービスを提供し続けてくれるであろう。