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スペシャリスト&ヒューマニストを目指す人間集団 を理念に

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 熊本県は、九州のほぼ中央に位置し、周囲100kmという世界最大級のカルデラ(阿蘇山)を持つ。カルデラ内の中央火口丘は、現在も火山活動をしている。県土の7割は森林で占められているが、西部は有明海、八代海に面しており、山あり海ありの、美しい景観に富んだ地形である。
“スペシャリスト&ヒューマニストを目指す人間集団”を理念に掲げる税理士法人近代経営は独自の経営戦略のもと、急成長を続けている。
成長の原点は、代表CEO・税理士の栗谷利夫氏のユニークな体験(注1)と独自の世界観にある。そして、下條寛二専務取締役・ヘルスケア本部長と五島慶一取締役・システムコンサル事業部長を加えた三人のコア・パートナー経営による。
栗谷氏は、「経営トップは、自分で自分の首を切れないとだめです。会社にどれだけ貢献しているかを自分で判断すべきです。組織は働いているみんなのものです。私たち経営層がいついなくなっても、支障なく継続できる組織であることが理想です。
また、社員には組織が崩壊しても自立していけるようにするのが経営者の使命と考えています。組織とは、人が集まった方が良ければ結集すべきもの、不要なら解散すれば良いだけです。
私は、税理士である前に、お客様に対してどうあるべきかを考える必要があると思っています。“我思う故に我あり!”ではなく、“汝自身を知れ!”です。ソクラテス(注2)が原点であるべきです。
資格は成熟社会になれば不要となるべきものと考えています。特別専門性の高い分野・内容は別ですが、それ以上に重要なのは創造力です。
同じ業種のお客様でもニーズは様々です。地域によっても違います。私たちは、経営コンサルティングを主体としていますが、新産業創造を通して地域社会に貢献したいと考えています。」と語る。

 続けて下條氏が「組織はオーケストラのようなもの! そして、社長は総指揮者!です。メンバーは一人でも演奏はできますが、オーケストラの方が、大きなホールで、たくさんのお客様に、様々な曲目・音色を楽しんでもらうことができます。指揮者なしで演奏会は成り立ちません。そして、演奏会はお客様が自分で選ぶものです。
言い換えると、お客様は事務所のものではありません。取った、取られたというものではないのです。私たちは、残念ながら離れられたお客様に対しても、フォローの努力をしています。例えば、税務調査の時の資料提供とか、、。
 そして、私たちの強みは、地域の要請に応えられるヘルスケア事業にあると考えています。」と語る。

 取締役の五島氏は、「我々のように知識技術を中心とした組織には、ITを活用した情報の共有が不可欠です。約25年前からNotesを導入しました。お互いの頭の中にある知識や経験を、組織全体で共有できるようにすることが、組織力の向上につながると考えたからです。これからは、お客様との関係構築にもIT活用は不可欠と考えています。マイ顧問にも参加しました。」と語る。
お客様の数は1,100社を超え、医業関連のお客様の比率が高い。医業経営コンサルに独自のノウハウ・強みを持つが、全国的な研究組織には加入していない。その理由(わけ)は、栗谷代表と下條専務が病院の事務長・理事長代理を、自ら経験していることによる。病院経営の現場を経験・熟知しており、独自の人脈・情報ネットワークを持っているからである。さらに、世の中の変化に対し予測能力まで備えている。点在する情報から、この先何が必要となるかが見えてくるのである。
地域においても、重要なポジションニングを得ている。医療関係に限らず、あらゆる難題・相談事が、地域から持ち込まれるようになった。結果、勘定なしに、とにかく、なんとか支援・解決提案する社会的責任を負っている。
会社経営再建から、高齢者対策、生涯学習支援、NPO設立支援等では、持ち込まれた課題の相談に乗るだけでなく、時としてその課題に支援参加する場合もある。
グループには、株式会社日本リモナイト(ノニジュース製造事業、ペット用健康食品製造事業)、ヒューマンライフスクール(総合学習支援NPO)があり、地域と競合しないユニークな環境事業活動・支援活動を進めている。
一生働ける会社づくり、ボランティア活動をしながら働ける仕組み、学校に通いながら働ける仕組み、社員の起業を支援する仕組みづくりなど、本人の意思・意欲を最大限尊重する組織文化の創造にも挑戦し続けている。
栗谷氏の世界観は、“民幕府”(注3)という著書に表現されている。書の中で、公平社会の創造を問うている。栗谷代表の明るくおおらかな悟り経営哲学、下條専務の現場・現実を直視したシビアな経営哲学、五島取締役のIT活用経営哲学が、多くのお客様と社員の共感を呼び起こして、組織は成長しつづけている。しかも、10年後に生き残る組織になるためには今日をいかにすべきかを常に自問しながら、、。


(注1) 税理士資格取得後に依頼されて14年間病院の事務長を経験したこともユニークであるが、実は15歳から5年間お寺で修行をしながら中学・高校に通い、元僧名:厚盛(こうじょう)を持つ。また1999年には交通事故により意識不明の生死をさ迷う。
(注2) 古代ギリシャの哲人で、生涯を“倫理の探究”にささげたが、市民に受け入れられず、告発され処刑された。ソクラテスが考える“真の知恵”とは、“無知の自覚”のことであり、逆説的思考を得意としていた。著書はない。
(注3) NPO法人ヒューマンライフスクール発行。定価1,000円。

税理士法人近代経営

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代表者 栗谷利夫
事務所 
熊本事務所:熊本県熊本市北区龍田3-32-18
福岡事務所:福岡県福岡市博多区綱場町5-28
さかえビル5F
従業員数 110名
URL  http://kinkei-net.com/
コンセプト 
私たち近代経営は、社会をより豊かに築いていく事業を営む皆様の外部スタッフとして活動しています。
スペシャリスト&ヒューマニストを目指す人間集団です。

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 熊本県は、九州のほぼ中央に位置し、周囲100kmという世界最大級のカルデラ(阿蘇山)を持つ。カルデラ内の中央火口丘は、現在も火山活動をしている。県土の7割は森林で占められているが、西部は有明海、八代海に面しており、山あり海ありの、美しい景観に富んだ地形である。 “スペシャリスト&ヒューマニストを目指す人間集団”を理念に掲げる税理士法人近代経営は独自の経営戦略のもと、急成長を続けている。 成長の原点は、代表CEO・税理士の栗谷利夫氏のユニークな体験(注1)と独自の世界観にある。そして、下條寛二専務取締役・ヘルスケア本部長と五島慶一取締役・システムコンサル事業部長を加えた三人のコア・パートナー経営による。 栗谷氏は、「経営トップは、自分で自分の首を切れないとだめです。会社にどれだけ貢献しているかを自分で判断すべきです。組織は働いているみんなのものです。私たち経営層がいついなくなっても、支障なく継続できる組織であることが理想です。 また、社員には組織が崩壊しても自立していけるようにするのが経営者の使命と考えています。組織とは、人が集まった方が良ければ結集すべきもの、不要なら解散すれば良いだけです。 私は、税理士である前に、お客様に対してどうあるべきかを考える必要があると思っています。“我思う故に我あり!”ではなく、“汝自身を知れ!”です。ソクラテス(注2)が原点であるべきです。 資格は成熟社会になれば不要となるべきものと考えています。特別専門性の高い分野・内容は別ですが、それ以上に重要なのは創造力です。 同じ業種のお客様でもニーズは様々です。地域によっても違います。私たちは、経営コンサルティングを主体としていますが、新産業創造を通して地域社会に貢献したいと考えています。」と語る。
2019.12.17 19:52:24