税務調査、最初に何を見られるか?
最初から帳簿見だしたら、ラッキー
税務調査当日、調査官が会社にやってきて、雑談もたいしてせず、帳簿書類をがっつり見だしたら、その税務調査はラッキーかもしれません。
例えるなら、木を見て森を見ず、です。
慣れた税務調査官ほど、また、大きな獲物を狙っている調査官ほど、帳簿書類は一切見ずに、社長や経営陣との雑談に時間を割きます。
もちろん本当の雑談ではなく、調査官的には全身全霊をかけて懸命に、何か脱税などの端緒となるものがないかを探っているのです。
慣れていない調査官などは、この雑談が出来ません。
百戦錬磨のちょっと癖のあることが多い中小企業経営者に、面と向かって雑談を、それこそ15分でも出来るようになるには、相当の場数が必要だからです。
税務調査、最初に何を見られるか?
若い調査官の多くはこの雑談が出来ませんから、雑談もそこそこに帳簿書類を見に行きます。
ではその時に、どの項目を最初に確認するのでしょうか。
これは、ほとんど決まっています。
答えは、「売上」です。
更にどの時期の売上かも決まっています。
それは、直前期の決算期末及び決算後です。
例えば、3月決算の会社であれば、2019年2-3月及び4-5月です。
売上、仕入、外注、在庫
細かい経費を否認しても、一般的にはたかがしれていますし、それでいわゆる悪質脱税である「重加算税」案件となることは少ないです。
一方、売上項目はその漏れやズレが発覚すると、金額が大きくなることが多いですし、重加算税案件となる可能性も高いです。
また、3年前の売上項目の期ズレを見つけても、それが翌期の入金時に売上計上されていれば、3年前は課税漏れで修正申告ですが、翌期は過大徴収で減額更正の税金還付となってしまいます。
そのため、税務調査官が帳簿書類を見るときは、直前期の決算期末及び決算後の売上項目を、最初に確認されることが圧倒的に多いのです。
更に言えば、その原価である仕入や外注費及び棚卸なども、同時に確認されることが多いです。
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