知って得するセキュリティのはなし その33
●JR西日本、特別列車運行ダイヤ情報サイトが改ざんクレジットカード情報詐取サイトへ誘導
1.このニュースをザックリ言うと・・・
-9月3日(日本時間)、フィッシング対策協議会より、8月に同協議会に寄せられたフィッシング報告状況が発表されました。
-8月度のフィッシング報告件数は5,577件(6月度3,788件、7月度4,322件)、フィッシングサイトのURL件数は2,111件(6月度1,460件、7月度2,189件)、等となっています。
-フィッシングの手口の傾向として、「配達の不在通知を装ってApple IDなどを詐取する」「SMSを悪用して不正アプリのダウンロードサイトへ誘導する」ケースの報告が続いているとのことです。
2.執筆者からの所感等
-フィッシング報告件数が7月度より1,255件と急増しており、フィッシングサイトの件数も7月度に急増して以降の高い水準を保っています。
-また、フィッシングメールの件名や文面、URLを少しずつ変えて小規模に送信するケースが増えており、インターネット上で検索しても情報が一致しないことがあるとして、注意を呼び掛けています。
-当AUS便りや同協議会からもたびたび回避策として挙げられていますが、利用しているサービスのサイトへのアクセスは、不審なメール・SMS上のリンクからではなく、正規のアプリや事前に登録したブックマークからアクセスするよう是非とも心がけてください。