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保険節税封じの今!税金の仕組みから理解する節税対策!(法人税、消費税)

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税金発生の仕組み(法人税編)

法人税がなぜかかるのかというと、その会社で儲けがあるからです。
では、その儲けはどうやって計算するのかというと、下記の計算式です。

儲け(所得)=「益金」-「損金」

益金とは、簡略化していうと「収入」です。
損金とは、簡略化していうと「費用」です。

「簡略化していうと」と書いたように、厳密には違うんですね。

例えば、配当収入。

通常は、「収入=益金」とイメージされると思いますが、一定の場合には、「益金不算入」つまり、収入にカウントしなくていいのです。

つまり、お金が入ってくるのに税金がかからないということです。

また、事前に計画書を提出するなど一定の条件に該当した設備投資を行うと、通常「資産計上」され「費用にならない」ものが、「損金=全額費用」となることもあります。

つまり、その分、税金がかからないということです。

これらを駆使すると、法人税の節税が実現します。

税金発生の仕組み(消費税編)

消費税の税金の仕組みは、売り上げ等の際に「預かった消費税」から、仕入れや経費支払いの際に「支払った消費税」を差し引いたものを納めるというものです。

納付消費税=「預かり消費税」-「支払い消費税」

上記計算式から、預かり消費税が少なく、支払い消費税が多くなると、結果として、納付消費税が減少します。

例えば、支払い消費税には、単に仕入れや経費の支払い以外にも、実は「設備投資」も該当します。

税込み648万円の社長車を、会社で買えば、648万円×8/108=48万円の支払い消費税が実現します。
10月からは消費税が10%になりますから、660万円×10/110=60万円となります。

つまり、会社で納める消費税が48万円(又は60万円)減るということです。

これ、社長の自宅を社宅扱いなどとすると、金額のインパクトも更に大きくなりますよね。

他にも消費税においては、実は「小規模事業者向けには特例計算」が用意されていて、また、「今年の10月からは別の特例計算」も創設されます。

これらを駆使すると、消費税節税となります。


より詳しく知りたい方はこちら。

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「保険節税封じの今!税金の仕組みから理解する節税対策!(法人税、消費税)」

1.税金発生の仕組みを理解する(法人税と消費税)
2.税金が下がるカラクリは2つ!
3.税金繰り延べ対策、永久節税対策とは?
4.アンティークカー、コイン、絵画を使った手法とは?
5.最近の脱税事例から見る節税分岐点!

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執筆者情報

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今村仁

マネーコンシェルジュ税理士法人/ビジネスサクセション株式会社 代表 

会計事務所を経験後ソニー株式会社に勤務。その後2003年今村仁税理士事務所を開業、2007年マネーコンシェルジュ税理士法人に改組、代表社員に就任。ビジネスサクセション株式会社、代表取締役社長。税理士・宅地建物取引主任者・CFP等

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2019.08.20 15:49:23