「仕事を見て盗め」は時代遅れ?
「仕事を見て盗め」は時代遅れになっているのをご存知でしょうか?
「楽に教わった技術は身につかない」
「自分で考えなさい」
「見て盗んで、自分のものにしていきなさい」
技術職はもちろん、一般企業や会計事務所でも
以前はこういった考えが多かったようですが
時代の流れにより、世間や教わる側の考え方も大きく変わってきています。
ご自身がそのような環境で育った方は
「甘い」と感じる事もあるかもしれませんし、
丁寧に教えたくてもその時間がなく
困っている方もいらっしゃるかもしれません。
ただ、「見て盗め」だけになってしまうと
[教えない]⇒[育たない]⇒[すぐ辞めてしまう]
⇒[また採用に時間もコストもかかる]という悪循環になり、
非常に勿体ないことになってしまいます。
かと言って、なんでもかんでもつきっきりで教えたり、
一から十まで全てを説明する必要はありません。
では、どうすればいいのでしょうか。
・ゴール及びそこまでのフロー(いつ、だれが、何を、どのようにするか)を明確にする
・その中で見つかった無駄を省き、本当に必要な業務だけを残す
・新しいツールの導入なども検討しながら改善をする
・新人でも分かるようにマニュアル化する
・まずはマニュアル通りにやってもらい、不明点を丁寧に教える
等、他にも色々と出来ることはあるかと思います。
今は教育に便利な動画ツールなども数多く出ていますので、
導入するのもお勧めです。
これらは、やるべきだとは分かっていても時間がなく、
後回しにしてしまいがちなことでもあります。
また、かなりの根気と愛が必要です。
ただ、これらを実践していくことで業務が効率化したり、
誰が行っても同一の“品質”が担保される、
属人化し辛い、などのメリットもあるのです。
折角採用した人材を活かしていく為にも、
「見て盗め」を「学ぶ姿勢を持ってね」に置き換えて、
知識も、お客様に対する想いも丁寧に教える・伝えることで
人は育っていくのではないでしょうか。ぜひお試しください。