身近で起こっているインターネットの脅威について その23
「最悪なパスワード」2018年版ランキング発表…トップ2は6年連続で「123456」「password」
1.このニュースをざっくり言うと
- 12月13日(現地時間)、スマートフォン向けパスワード管理ツールなどを提供する米SplashData社より、インターネット上に流出したパスワードで多用されていたものを調査した「最悪なパスワード」2018年版ランキングが発表されました。
- 最も多かった「123456」と2位の「password」はそれぞれ2013年以降6年連続での同一順位となっており、続いて3位~7位に「123456789」「12345678」「12345」「111111」「1234567」と数字だけのパスワードがランクインしています。
2.執筆者からの所感等
- ランキングで挙がっているトップ25のパスワードは、殆どが「簡単な数字の羅列」「英単語1語(かつアルファベット小文字のみ)」「キーボードで左から(または右から)順にタイプしたもの」といった
特徴があり、アカウント奪取を目論む攻撃者が使用する脆弱なパスワードの辞書には大抵載っていることでしょう。
- アルファベットのみ・数字のみのパスワードが登録できないルールを回避するために、それらを組み合わせただけの、依然として簡単なパスワードを設定するケースも多かったようで、15位「abc123」24位「password1」25位「qwerty123」といったものがランクインしていますが、これらの一部だけを変えて「Abc123」「P@ssw0rd1」等としたとしても、やはりたちどころに破られることでしょう。
- どういったパスワードを設定するか、パスワードを如何に管理するかは長年議論となっていますが、とにかくすぐに推測されてしまうパスワードを設定しないことがまずは第一です。