身近で起こっているインターネットの脅威について その18
Facebookアカウント81,000件以上の情報盗難、販売か…個人的メッセージなど
1.このニュースをざっくり言うと
- 11月2日(現地時間)、英BBCより、Facebookアカウントから少なくとも81,000件の個人的なメッセージがハッカーによって売りに出されていると報じられました。
- 被害を受けたアカウントは多くがウクライナとロシア、その他に米・英・ブラジルのものも含まれるとされています。
- ハッカーは1億2,000万件分のアカウントから情報を取得し、1アカウントにつき10セントで情報を売るとしていますが、3月に発覚した約5,000万人分の流出(AUS便り 2018/04/02号参照)や、9月に発表された約3,000万人分の流出(同 2018/10/22号参照)とは関連がないと述べたとのことです。
2.執筆者からの所感等
- Facebookでは、悪質なブラウザの拡張機能によってアカウント情報が収集された疑いがあるとし、ブラウザ開発元に情報の共有を依頼するとともに、完全に信頼できる拡張以外は全て削除するようユーザに呼び掛けています。
- Facebookからの情報流出については、この他に10月にも、25万人以上のユーザの携帯電話番号やメッセージのやりとりがネット上で発見されています。(※)
- こと今年に入り度重なって発覚する情報流出に対し、他のSNSへの移行やそれを奨める記事も散見され、SNSとの付き合い方について各ユーザが改めて慎重になることが求められるでしょう。
(※) http://www.tokyo-p.co.jp/article/economics/list/201810/CK2018100702000120.html