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所得税の確定申告でe-Taxが利用しやすくなるの?

税務
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リエ「黒田さん、前に給与所得者の方が医療費控除等の簡単な所得税の確定申告をするにあたって、スマートフォン等からもできるようになるという話をしていたかと思うんですけど、もう少し具体的にお聞きしてもいいですか。」

黒田「いいですよ~。」

リエ「宜しくお願いします!」

黒田「現在、所得税の確定申告は国税庁ホームページからe-Tax(国税電子申告・納税システム)を利用して、電子申告、電子納税ができるようになっていますが、平成31年1月から、ここにスマホ画面が新設され、年末調整済みの給与所得者が、医療費控除や寄附金控除を適用した確定申告を行う場合には、スマートフォンやタブレットで電子申告ができるようになります。そして電子申告を行う際には、電子認証を行うためのマイナンバーカード等とICカードリーダライタが必要(マイナンバーカード方式)になるんですが、平成31年1月からはこの『マイナンバーカード方式』に加え、新たに『ID・パスワード方式』による電子申告、電子納税ができるようになるんですよ。」

リエ「え、その『ID・パスワード方式』ってどんなものですか。」

黒田「『ID・パスワード方式』は、税務署で発行されるID、パスワードを基に、自宅等でパソコン、スマートフォン、タブレット端末を利用して、マイナンバーカード等及びICカードリーダライタ無しにe-Taxによる電子申告ができるというものです。」

リエ「へぇ~、ICカードリーダライタを購入したり、マイナンバーカードの取得をしなくてもe-Taxを利用できるようになるんですね。それは凄く便利! それで、そのID、パスワードはどのように取得するんですか。」

黒田「はい。ID、パスワードの発行は近くの税務署で行ってくれるんですよ。その発行依頼の際に税務署職員の方と対面での本人確認が必要になりますから、運転免許証等の身分証明書を持参します。簡単な手続きなので、混雑していなければ5分程でID、パスワードを発行してくれると思います。ただ電子申告を初めて行う場合は、『電子申告・納税開始届出書』を提出して、『利用者識別番号』を取得しておかなければならないのは今までと同じなので、電子申告が初めての場合は納税地等を所轄する税務署に出向いて、まとめて手続きをしてしまってもいいかもしれませんね。届出書を紙で提出する場合は印鑑も必要になりますが。」

※ID、パスワードの発行については、税務署職員との対面による本人確認を行う方法以外に、平成31年1月からマイナンバーカードとICカードリーダライタを使って、自宅等から利用開始届出を送信することで利用が可能となります。

リエ「わかりました。早速、時間をみて税務署に行ってきます!」

黒田「でも、この『ID・パスワード方式』は、あくまでマイナンバーカード、ICカードリーダライタが広く一般に普及するまでの暫定的な処置みたいなので、いずれはマイナンバーカード等の用意が必要になるかもしれませんね。あと、e-Taxのホームページから確認できるメッセージボックスの中身(e-Taxでの申告履歴や税務署からのお知らせ等)の確認は、マイナンバーカード等での認証が必要になりますから注意しないといけないですね。」

監修

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税理士 坂部達夫

坂部達夫税理士事務所/(株)アサヒ・ビジネスセンター

 東京都墨田区にて平成元年に開業して以来、税務コンサルを中心に問題解決型の税理士事務所であることを心がけて参りました。
 おかげさまで弊所は30周年を迎えることができました。今後もお客様とのご縁を大切にし、人に寄り添う税務に取り組んでいきます。

メールマガジンやセミナー開催を通じて、様々な情報を発信しています。

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リエ「黒田さん、前に給与所得者の方が医療費控除等の簡単な所得税の確定申告をするにあたって、スマートフォン等からもできるようになるという話をしていたかと思うんですけど、もう少し具体的にお聞きしてもいいですか。」黒田「いいですよ~。」リエ「宜しくお願いします!」黒田「現在、所得税の確定申告は国税庁ホームページからe-Tax(国税電子申告・納税システム)を利用して、電子申告、電子納税ができるようになっていますが、平成31年1月から、ここにスマホ画面が新設され、年末調整済みの給与所得者が、医療費控除や寄附金控除を適用した確定申告を行う場合には、スマートフォンやタブレットで電子申告ができるようになります。そして電子申告を行う際には、電子認証を行うためのマイナンバーカード等とICカードリーダライタが必要(マイナンバーカード方式)になるんですが、平成31年1月からはこの『マイナンバーカード方式』に加え、新たに『ID・パスワード方式』による電子申告、電子納税ができるようになるんですよ。」リエ「え、その『ID・パスワード方式』ってどんなものですか。」黒田「『ID・パスワード方式』は、税務署で発行されるID、パスワードを基に、自宅等でパソコン、スマートフォン、タブレット端末を利用して、マイナンバーカード等及びICカードリーダライタ無しにe-Taxによる電子申告ができるというものです。」リエ「へぇ~、ICカードリーダライタを購入したり、マイナンバーカードの取得をしなくてもe-Taxを利用できるようになるんですね。それは凄く便利! それで、そのID、パスワードはどのように取得するんですか。」黒田「はい。ID、パスワードの発行は近くの税務署で行ってくれるんですよ。その発行依頼の際に税務署職員の方と対面での本人確認が必要になりますから、運転免許証等の身分証明書を持参します。簡単な手続きなので、混雑していなければ5分程でID、パスワードを発行してくれると思います。ただ電子申告を初めて行う場合は、『電子申告・納税開始届出書』を提出して、『利用者識別番号』を取得しておかなければならないのは今までと同じなので、電子申告が初めての場合は納税地等を所轄する税務署に出向いて、まとめて手続きをしてしまってもいいかもしれませんね。届出書を紙で提出する場合は印鑑も必要になりますが。」※ID、パスワードの発行については、税務署職員との対面による本人確認を行う方法以外に、平成31年1月からマイナンバーカードとICカードリーダライタを使って、自宅等から利用開始届出を送信することで利用が可能となります。リエ「わかりました。早速、時間をみて税務署に行ってきます!」黒田「でも、この『ID・パスワード方式』は、あくまでマイナンバーカード、ICカードリーダライタが広く一般に普及するまでの暫定的な処置みたいなので、いずれはマイナンバーカード等の用意が必要になるかもしれませんね。あと、e-Taxのホームページから確認できるメッセージボックスの中身(e-Taxでの申告履歴や税務署からのお知らせ等)の確認は、マイナンバーカード等での認証が必要になりますから注意しないといけないですね。」
2018.11.19 16:55:48