身近で起こっているインターネットの脅威について その17
「エリアメール」かたる詐欺メールに注意喚起
1.このニュースをざっくり言うと
- 10月25日(日本時間)頃、強い地震や災害が予測される時に送信される「エリアメール」をかたる不審なSMSが確認されたとしてTwitter上で投稿があり、AbemaTVのニュース番組等でも取り上げられています。
- 詐欺メールの一例として挙げられているものは、「緊急地震速報『エリアメール』強い揺れに備えてください。各地の震度はこちらからご覧ください」という文面とともに、アダルトサイトや出会い系サイトへのリンクが貼られているものとなっています。
- ニュース番組では、こういった緊急地震速報がSMSで送られることはないとし、本来の緊急地震速報におけるポイントとして「緊急音が必ず鳴る」「返信できない」「URLが貼り付けられていることはない」の3つを挙げ、注意を呼び掛けています。
2. 執筆者からの所感等
- SMSを悪用した詐欺は通常の電子メールと同様に枚挙にいとまがありません。
- 例えば、7月には宅配便の不在通知をかたり不正なアプリをインストールさせようとするケースが確認されています。
- 一方でエリアメール以外にも、自治体や大手ネットサービスが防災情報等を通常のメールで送信する場合があり、それらをかたる詐欺メールが拡散する可能性も十分に考えられます。
- 利用しているサービスの公式ページにおいて注意喚起が出されていれば事前に確認し、不審な文面の場合はネット上で検索して裏をとる等、可能な限り慎重は行動をとるよう心がけましょう。