身近で起こっているインターネットの脅威について その10
8月のフィッシング報告状況発表…不在通知を装うSMSを用いたフィッシングが多数確認される
1.このニュースをザックリ言うと
- 9月3日(日本時間)、フィッシング対策協議会より、8月に同協議会に寄せられたフィッシング報告状況が発表されました。
- 8月の報告件数は1874件で前月(1977件)より103件減少、フィッシングサイトのURL件数は954件で、こちらも前月(996件)より42件減少しています。
- この時期のトピックとして、7月末から8月初めにかけて、「不在通知を装いフィッシングや不正アプリのインストールを促すサイトへ誘導するSMS」の報告や相談が多数寄せられたこと等が挙げられています。
2.執筆者からの所感等
- 月間報告件数は今年3月に1908件と倍近くに急増(前月836件)し、以降も概ね約1900件前後を維持しており、警戒するに越したことはないでしょう。
- 前述した以外のトピックとして、Softbank等のキャリア決済の不正利用を目的としたフィッシング、あるいはMUFGやセゾンといったクレジットカードやLINEをかたるフィッシング等が挙げられています。
- 出回っているフィッシングメール等の情報をフィッシング対策協議会のサイト等で収集すること、アンチウイルス・ブラウザあるいはUTMのセキュリティ機能でメール自体やフィッシングサイトへのアクセスを遮断すること、また利用しているサイトについてはブックマークからアクセスする等の各種防御策をとるようにしましょう。