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【建設】中小建設企業における生産性向上への取り組み状況を考える

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1.中小機構が中小機構メルマガ会員を対象に行った調査結果が平成30年2月15日に発表された。
有効回答企業数1002社のうち、建設業は92社の9.18%であった。

2.質問内容に対する回答を業種別に表示すると以下の通りである。


3.建設業の産業特性については、製造業と比較することで良く理解することができる。
 建設業は一品受注生産(⇔製造業は大量の連続生産)
 建設業は現地屋外生産(⇔製造業は工場内生産)
 建設業は多能な技能を有する人々の集合体で施工を進めていく労働集約型生産(⇔製造業は機械生産)
上記の調査結果にも建設業の産業特性が色濃く反映されているということができる。最近耳にすることが多くなった建設業におけるAIやIOTの中小建設業の導入については、産官が協力してじっくり取り組む必要があると思われる。

この記事の執筆者

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吉永 茂

一般社団法人コンサル技連

【コラム紹介文】
一般社団法人コンサル技連(略称:CML)/代表理事 吉永茂が、全国の士業事務所の皆様に、中小企業に対する“経営助言業務”の強化を図るための様々な視点を提示します。
 得意とする建設業種特化のみならず、幅広い業種に適用できるテーマを取り上げます。
【経歴】
1942年生まれ
中央大学卒
公認会計士・税理士
建設会社勤務中、公認会計士試験に合格。監査法人勤務を経て、35歳で独立、現在に至る。
熊本学園大学会計職専門大学院 専任教授(前職)
一般社団法人コンサル技連 代表理事
税理士法人ユース会計社 会長
京都大学経営管理大学院 特命教授

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1.中小機構が中小機構メルマガ会員を対象に行った調査結果が平成30年2月15日に発表された。有効回答企業数1002社のうち、建設業は92社の9.18%であった。2.質問内容に対する回答を業種別に表示すると以下の通りである。
2018.08.03 17:08:02