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【一般】BCP(Business Continuity Plan:事業継続計画)を作ろう

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1.中小企業経営は種々のリスクにさらされています。売上が年々下がっていき赤字経営に陥り倒産・廃業に追い込まれるリスク、大型の手形の不渡りに会い資金繰りが破綻してしまうリスク等、いくつものリスクがあります。このようなリスクの中で、遭遇する可能性は低いものの、一度遭遇した場合のリスクが甚大なものが自然災害による事業中断のリスクです。

2.自然災害等の緊急事態に遭遇した場合でも、事業資産の損害を最小限に止めつつ、社員や多くの取引関係者に迷惑等を掛けることなく、事業継続と早期復旧を可能とするための計画は是非とも作成しておくべきです。

3.しかしながら、多くの中小企業にとってBCPを作成することは容易ではありません。そこで政府は2つの施策を用意してくれました。

 その一つは「中小企業BCP策定運用指針」の公表です。企業の実情に応じて、入門、基本、中級、上級の4つのコースに分けたBCPの内容を定めた様式が下記のホームページで公開されています。

http://www.chusho.meti.go.jp/bcp/

 他の一つはBCP関連の専門家の派遣です。下記のポータルサイト「ミラサポ」から専門家の派遣の申し込みをすることができます。

http://www.mirasapo.jp/specialist/index.html

 「中小企業BCP策定支援事業」では専門家への謝金は公的機関から支払われますので、申し込んだ中小企業の費用負担はありません。派遣回数は3回までとなっています。

4.物理学者で随筆家でもあった寺田寅彦(1878~1935)は「天災は忘れた頃にやってくる」と述べています。「思い立ったが吉日」です。公的支援制度を活用し、自社に合ったBCPを策定しましょう。

お問い合わせ先
 中小企業庁 企画課 経営支援対策室 電話:03-3501-0459
 [専門家派遣について] 電話:03-5542-1685



この記事の執筆者

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吉永 茂

一般社団法人コンサル技連

【コラム紹介文】
一般社団法人コンサル技連(略称:CML)/代表理事 吉永茂が、全国の士業事務所の皆様に、中小企業に対する“経営助言業務”の強化を図るための様々な視点を提示します。
 得意とする建設業種特化のみならず、幅広い業種に適用できるテーマを取り上げます。
【経歴】
1942年生まれ
中央大学卒
公認会計士・税理士
建設会社勤務中、公認会計士試験に合格。監査法人勤務を経て、35歳で独立、現在に至る。
熊本学園大学会計職専門大学院 専任教授(前職)
一般社団法人コンサル技連 代表理事
税理士法人ユース会計社 会長
京都大学経営管理大学院 特命教授

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1.中小企業経営は種々のリスクにさらされています。売上が年々下がっていき赤字経営に陥り倒産・廃業に追い込まれるリスク、大型の手形の不渡りに会い資金繰りが破綻してしまうリスク等、いくつものリスクがあります。このようなリスクの中で、遭遇する可能性は低いものの、一度遭遇した場合のリスクが甚大なものが自然災害による事業中断のリスクです。2.自然災害等の緊急事態に遭遇した場合でも、事業資産の損害を最小限に止めつつ、社員や多くの取引関係者に迷惑等を掛けることなく、事業継続と早期復旧を可能とするための計画は是非とも作成しておくべきです。3.しかしながら、多くの中小企業にとってBCPを作成することは容易ではありません。そこで政府は2つの施策を用意してくれました。 その一つは「中小企業BCP策定運用指針」の公表です。企業の実情に応じて、入門、基本、中級、上級の4つのコースに分けたBCPの内容を定めた様式が下記のホームページで公開されています。
2018.07.31 16:25:00