【一般】求職者のニーズを知る -人材難解消のために-
採用において求職者が重視した企業情報は以下の通りであった。
(注)中小企業白書2017より(複数回答につき、合計は100%にならず)
どの世代を見ても上位5項目は変わらない。
「給与水準」とほぼ同じ割合で「就業時間・休暇」、「仕事のやりがい」が挙がっている。
「給与が高ければ人は集まる」のではないのである。
社員のニーズは、採用の時も採用されて職務に就いた後も大きく変わることは無いと思われる。必要な人材を確保し、そして、離職率を抑えるためにも、賃金や労働条件という「生存の欲求」だけでなく、「仕事のやりがい」、「職場の雰囲気」、「ワーク・ライフ・バランス」等の「人間関係の欲求」や「経営理念」、「昇給・昇進」等の「成長の欲求」を充足させる必要がある。
人材不足の今こそ、人材育成・成長の仕組み作りへの取り組みが求められていると言える。