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【一般】求職者のニーズを知る -人材難解消のために-

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採用において求職者が重視した企業情報は以下の通りであった。

(注)中小企業白書2017より(複数回答につき、合計は100%にならず)

どの世代を見ても上位5項目は変わらない。
「給与水準」とほぼ同じ割合で「就業時間・休暇」、「仕事のやりがい」が挙がっている。
「給与が高ければ人は集まる」のではないのである。

社員のニーズは、採用の時も採用されて職務に就いた後も大きく変わることは無いと思われる。必要な人材を確保し、そして、離職率を抑えるためにも、賃金や労働条件という「生存の欲求」だけでなく、「仕事のやりがい」、「職場の雰囲気」、「ワーク・ライフ・バランス」等の「人間関係の欲求」や「経営理念」、「昇給・昇進」等の「成長の欲求」を充足させる必要がある。

人材不足の今こそ、人材育成・成長の仕組み作りへの取り組みが求められていると言える。

執筆者情報

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吉永 茂

一般社団法人コンサル技連

【コラム紹介文】
一般社団法人コンサル技連(略称:CML)/代表理事 吉永茂が、全国の士業事務所の皆様に、中小企業に対する“経営助言業務”の強化を図るための様々な視点を提示します。
 得意とする建設業種特化のみならず、幅広い業種に適用できるテーマを取り上げます。
【経歴】
1942年生まれ
中央大学卒
公認会計士・税理士
建設会社勤務中、公認会計士試験に合格。監査法人勤務を経て、35歳で独立、現在に至る。
熊本学園大学会計職専門大学院 専任教授(前職)
一般社団法人コンサル技連 代表理事
税理士法人ユース会計社 会長
京都大学経営管理大学院 特命教授

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採用において求職者が重視した企業情報は以下の通りであった。
2018.05.01 16:28:42