リーダーたるものPTAを実践せよ
リーダーの前向きな考え方はチーム・業績に大きく影響する。リーダーの行動や発言は、部下の行動基準となる。リーダーの指示命令がわかりやすく、部下自身が何をすればよいかが明確であれば、自然と実行スピードはあがる。
さらにリーダーが前向きな発言や率先垂範の行動をとっていれば、チームが活性化し、チャレンジ精神が旺盛になり、自発性も向上する。
しかし、リーダーの指示命令がわかりづらいと、部下は自分で考え、できる範囲でしか行動せず、本来意図した結論が出せなくなる。さらにリーダーが後ろ向きな発言を繰り返し、有言不実行、無言不実行であれば、チームは不活性になり、部下は誰も上司の言うことを聞かなくなる。
そして上司としての信頼を失い、組織のリーダーとして機能しなくなってしまう。このような状態になるまでにはある程度の時間がかかるが、業績の悪い会社でこのようなケースがよく見受けられる。
リーダーはチームを活性化させ、業績を上げていかなければならない。そのためにはPTAを実践することだ。
PTAとは「Positive Thinking Attitude」、要はプラス思考で行動することである。
部下においても自分を成長させるため、そして目標を達成するために越えなければならない高い壁がある。リーダーは、壁を越えようとしている部下のサポートをする必要がある。
そのために、リーダー自身が前向きに壁に立ち向かっている堂々とした姿を見せなければならない。そして強く、明るく、前向きにアドバイスを行い、部下の前向きな行動を引き出してあげることが重要な役目である。
小さいことに一喜一憂していてはならない。リーダーには安定感が必要である。リーダーがブレれば部下がブレ、リーダーが後ろ向きになれば部下が後ろ向きになる。リーダーたるものPTAを実践せよ。