困っている事務所と困っていない事務所は何が違うのか?
9月・10月はスポーツに行楽に最高の季節ですが、 同時に台風の季節でもありますので、私の場合、この時期に講演のような日程調整ができない業務が入ると移動にとても気を遣います。
私は過去に(9.11の時)、翌日、富良野で講演があるにもかかわらず、 東京地方を台風が直撃し、飛行機が飛ばなかったため、急遽、前日移動に切り替え、 東京→盛岡(新幹線)→函館(特急はつかり)まで列車で行ったのですが、何と、函館→札幌間が土砂崩れで不通となり、公共交通機関で行く術が全てなくなり、 夜中に函館→札幌(迂回路で460km)をタクシーで6時間・11万円かけて移動し、 翌朝札幌から始発で富良野に行って無事講演をしたという経験を持つだけに、 交通機関がストップする怖さは誰よりも知っているつもりです。
この秋は何もないと良いのですが・・・ それでは、元気に行ってみましょう!
■ 困っている事務所と困っていない事務所は何が違うのか?
私は独立当初からお客様に恵まれておりまして、感謝感謝の毎日なのですが、 最近、このご時勢の中でも生産性が高い事務所にお付き合いいただくことが多く、ちょっとビックリしております。
例えば、平均顧問料が100万円超(決算料含む)の事務所もいくつかありますし、 一人当たりの売上高が1,000万円は普通で、1,200万円前後という事務所もいくつかあります。
業界の平均が1人あたり700~800万円ということを考えれば、これは驚くべき数字だと思います。
そこで、生産性が高い事務所は普通の事務所と一体何が違うのだろう?とちょっと考えてみました。
わかったことは、どちらの事務所も「お客様を明確に選んでいる」ということです。
そして、具体的にはどんなことをやっているのか?気づいた点を列挙してみますと
1.自分の事務所が付き合いたいお客様像を明確に決めている
2.付き合いたいと思わないお客様とは付き合わないようにコントロールしている
3.発信する情報には気を遣い、付き合いたいお客様に響くような内容を常に発信している
4.同様に、付き合いたいお客様がいる場には積極的に出向き、望まない客が多い場所には近づかない
5.対象となるお客様と同様の趣味・嗜好を持ち、日頃の所作・振る舞い・言葉遣いにも気を使っている
6.自分と自分の事務所が提供するサービスに自信を持っているし、職員にもそのように伝えている
7.それゆえ、顧問料が他の事務所よりも高くても気にしない
まだまだ挙げればたくさんあるかも知れませんが、大切なことは、
・誰と付き合いたいかを決めること
・そのために何をするかを考え、実行すること
・自己イメージを健全に保つ努力をしていること
の3つに集約されるようです。
読者の皆様の中には、「えっ、そんなの無理だよ」と思われる方もいらっしゃるかも知れませんが、 もしそう思われたなら、そう思うこと自体をやめることから始めるのがよろしいようです。
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