【2016年8月 上海事情】
日本への感情「VI」−教育(2)
中国の教育制度について、「隣の芝生が青い??」の2回目になります。
(Record-China & Searching より)
『幼児教育』

 在日中国人から、日本と中国の幼児教育における相違になります。  (騰訊より)

 「日本を嫌いでも構わないが、日本の幼児教育は中国人にとって参考になる」事は間違いない。日本から中国に帰国した我が子供のエピソードを紹介していました。

 幼稚園の卒園まで日本で暮らし、小学1年生の入学に合わせて中国に帰国したため、中国の小学校において我が子は全く勉強に付いて行けなかった。

 中国の幼稚園では、小学校1年生で習う算数や英語等の勉強が行われているため、日本で幼稚園に通っていた我が子は、小学校1年生の時点で周囲の子供達の学力に比べて大きく遅れを取っていた。

   今後、中国はどのような国になって行くのだろうか? 20年後には判るけど、大変に心配だ。
 (中国人ママからの反論・・・“古い時代”の教育で、今は違うと!)

『小学校の宿題』

 日本以上の学歴社会と言われる中国では、小学生のころから大量の宿題が課されたり、様々な塾に通ったりして、遊ぶ暇どころか睡眠時間さえも削っています。宿題の量は問題だが、内容の難易度も半端ではなく、大卒の両親でも判らないような問題が平気で出題されています。そのため、子供が学業を苦に自殺するケースも多数存在しています。

 「子供の心身に大きな害を与える」現状に対して、「隣国」日本では、「小学校は中国に比べて、勉強でのストレスは少なく、手足を動かして体験するというカリキュラムが比較的多い」 これらは、図工や家庭科・音楽・体育等の比率が多い事になります。

日本の宿題では、

 以上を知ると、中国での学生時代に「宿題・宿題」と毎日、追われていた自分の幼少期を思い出し、日本の子供が羨ましくなった。・・・と最後に自己の心から伝えていました。

 更に、子供達は幼少時から様々な習い事をさせられ勉強漬けの毎日を送っているので、中国人は自由な発想に基づくイノベーションを生み出せなくなって来た。

『高校生活』

 16歳の中国人高校生からの強い〜強い、願望になります。「毎日、07:00〜22:00までトイレ以外、全ての時間が勉強では負担が大きすぎる。少しは楽しい事も学ばせてよ! 日本のクラブ活動みたいに、僕はギターを習いたいのだよ!」

 中国で何故、新発想やイノベーションが欠如しているのか? について高校の教育環境からの分析になります。  (Record-chinaより)

  • 日本では、PM4時前後に授業が終わります。
     その後は学生達にとって自由な時間になり、部活動やアルバイトをする学生も多く、塾に通う生徒もいる。これらは全て各自が自由に選択しています。
  • 中国では、PM6時ごろまで授業があります。
     故に、課外活動に参加したり、アルバイトに参加したりする学生は少数になっています。毎日が「大量の宿題」の処理でPM10時ごろまで宿題に追われて、中国の統一試験「高考」を中心とした勉強漬けの学生生活を送っています。

 模倣思考の国家・民族である原因は、「教育」にあって暗記を重視して、思考を深く学ばせないから、何かを新しく生み出せない、『発想の創造力』が不足しています。

『大学生活』

 中国の大学生から情報ですが、本当かいな? と疑うような内容でした。

 満点を取る方法とは、『授業中に教師が黒板に書いた内容や回答を答案用紙にマッタク、同じに一字一句も変えない回答』が優秀となり、満点になります?

 その一方で、自分の意見を述べたり、教師に反論・質問・疑問等をしたりすると評価が低くなるとか、最悪では落第させられるとか?? 

 立場の強い教師や上司等に対して、「逆らわず」が、最良の生き方になるらしく、学生時代に思考の癖を失っているようです。

 更に教育内容が、暗記中心のため発想・推理力や応用力等は大変に乏しく、弱くなっています。それ故に中国社会から新しい発想が出て来ずに、他者や他社を真似する最も安易な、手っ取り早く儲かる姿勢やスタイルで、“コピー品の製造”大国になっていました。

『給食制度』

 日本の月間;平均的な給食費(JP¥)は、「中学校は、@4,880」「小学校は、@4,270」との情報について様々なコメントが寄せられました。  (Record−chinaより) 

  • 日本政府が義務教育に対して、給食への補助制度を整えたので、今では低額の給食費で、健康的で、美味しくなりました
『日本の制服が最も可愛い』  (新華社より)

 高校生の制服では、世界で日本が最も可愛く、中国は最もオーソドックスだと表現しています。日本の制服が最も可愛く、女子学生が着用するセーラー服は、「アニメのような風格」で、男子学生の学ランは、深い色の詰め襟で「人民服に似ている」と紹介していました。

 最後に「最もオーソドックスな制服は、間違いなく中国だ」として、「サイズの違いの他は、デザイン的に男女の区別が何もなく、ルーズなジャージ姿」になっています。

(“オーソドックス”の意味を間違っています。 直訳して“ダサい醜い”になります)

 日本の女子中高生における「スカート丈」のランキングも紹介していました。  (網易より)

 女子中高生のスカートが短い地域トップ10のランキングになります。2位は東京や新潟市が20cm、1位の茨城県水戸市では膝上25cmになっていた。逆に大阪市や神戸市では膝下15〜20cmと保守的な地域もあるが、中国の中高生の制服と比べたら日本の高校生を羨ましく思っています。
 中国は、可愛い制服だと生徒が「早熟な恋愛」になった勉学に集中しないから不許可!

『日本語だけか?』

 Bizで気付いたのは、日本留学や勤務・生活が長くて、日本語も上手く、日本人の気質も知っていても、表面的なノウハウやテクニックだけの中国人を多く見かけました。

 大変にもったいないが、表面的な理解だけでBizの根本や本質を知らないため、長く付き合うと「化けの皮」が剥がれて来ています。しかし、彼ら、彼女ら、の本質・中身を見抜けていない日本側の全責任になります。

 そして、成功している日系法人を調べると、教育面は2点に集約されていました。

  • 教育を行い、経験を積ませて、中国人社員を中長期的に育成していました。
  • 会計業務は、「本社;経理部」が担当して最終的な責任を持っていました。
    ;『業務分担』した組織の構築で、会計分野で無駄な教育や時間を使うよりも、信頼性を重視して日本本社の直轄にしていました。

 社員の採用時にも、暗記だけ優秀な新卒者よりも、思考・判断能力や応用能力を持っている新卒者を採用して、Bizの社内教育を行う準備と体制を整えるのが最良になっています。中国Bizは、甘くないです、大変な苦労ですから、覚悟してください!

『将来に、少し希望アリ』

 現状を良く表した2016年の出来事×2になります。

[A] 河南省鄭州市の路線バス内で起こりました。  (大河ネットより)

 8才の孫;女児を連れたお爺さんが、交差点で信号待ちをしていた路線バスのドアを勢いよく叩き、バスに乗せるよう要求した。女性運転手がその勢いに負けてしまいドアを開けると、2人はバスに乗り込んで来ました。

 お爺さんは乗車後、運転手に対して、あれこれと文句を言っていたが、一緒にいた女児の言葉はバス内の空気を一変させました。

 女児は、「お爺ちゃんが悪いよ! バス停に止まってないのに、バスを止めて乗っちゃいけないの。今度やったら、もう迎えに来なくていいから!

 そして、「運転手さん、御免なさい」と謝った。

この出来事に対するコメントは・・・

=中国では、中高年や老人達によるマナー違反;“老害”が多い、多すぎるので・・・

[B] 物事が判るようになった6才の息子の発言を紹介していました。  (武漢日報より)

 飛行機内やレストラン、商店で大声を出したとしても、『僕は判っている! 文明とは、他人に迷惑をかけない事で、 紳士として振舞えば、文明人だ』と静かになります。

 両親は、「紳士的・文明的になるのは、子供のころから、慣れなきゃだめなのだ。大人になってから教育しても、躾けていても、無理だ、遅い!」と結んでいました。 なお、「どんな場所でも、平気で大声で話す」文革世代の祖父母も、孫と一緒に出掛けて“感化”されて来たので話し声に注意して小さくなって来ました。

  • この[A] と[B]の注意が自分の孫から言われたので聞かざるを得ない。モシ、他人や外部の人々から注意されたら大喧嘩になります。中国における老害ですので、この女&男児の世代(2000後)が、中国の中心になる約40年後を、是非、期待したいと思います。
OVTAアドバイザー  (F;記)