経営参謀に欠かせないマインド・スキル・センスの構築
経営参謀ベネフィットドクターの知恵（III）
経営参謀ベネフィットドクターの知恵（III）
２．楕円の構成
心の特徴は、矛盾する両極の心理を同時に抱き、感じていることです。心を占めるプラスとマイナスの大きさの割合は、その時々によって違ってきます。
「肯定と否定」の両極があったとしても、基本は、常に人は「肯定や創造」をめざしているということです。しかし、肯定を中心にしながらも、否定の心も、やはり、活動しているのです。
当然ながら、人は否定や拒否、悪評を嫌います。そこで、さらに活発に「肯定」を中心にして、機能を強めているのです。直感やとっさのひらめきが肯定になり、正論になるのもそのためです。それが、矛盾の二極の楕円と、プラス中心の円を構成した図となったのです。
心理の特徴を、さらに３つプラスします。
| ◆ | 視覚化により自然に左右の脳がバランス良く活性化し、機能していきます。 |
| ◆ | 心の負担にならず、集中して整理できるかどうかの数は、７〜８個を境にします。 |
| ◆ | 視線は右回りを好み、機能を活発にします。時計や円グラフに使われています。 |
アティススタイルの思考図
これらを基に、実利性と実存心理からアティススタイルの思考図が考案されました。その円周を構成している要素が活動しているのです。
思考図を見つめながら、さまざまな考えを思いめぐらすだけで、思考活動は課題達成のために機能を倍化させていくのです。