第１回　最悪な事態はプロの知恵で避けられる

　融資が必要なのに受けられないとなった場合、中小企業の多くは「事業の縮小」「事業からの撤退」「人員の削減」という道を選ばざるを得ないのが実情です。

　資金繰り対策、銀行対策など、いざ自分だけで実践しようとしても、うまくいかない場合が多いでしょう。

　最悪の事態を避けるためにはどうしたらよいでしょうか。

　それは、いい税理士と付き合うことです。

　税理士は資金繰り対策・銀行対策のプロです。常日頃から数多くの顧問先の資金繰りの相談に乗り、銀行対策をしているからこそ、普通のひとでは知らないさまざまな方法を熟知しています。こうした知恵を活用しない手はありません。

　税理士は申告と節税がメインではないのか、と思われる方がいますがそうではありません。

　会計レベルが上がれば、その企業にとって必要なサービス内容は高度になり、経理指導はもちろん、会計監査・税務調査、さらにコンサルテイングができる税理士が必要になるでしょう。

　いま税理士業界は不況による顧問先の減少などにより、過当競争の時代に突入しています。数少ない顧問先をしっかりつなぎとめておくために、専門家や総合化を進め、実にさまざまなサービスを行なっています。

　よって、一手間かけて探せば、自社の会計レベルにぴったりの税理士が見つかるでしょう。