第7回 いい税理士ほど仲間を紹介してくれる
いい税理士ほど気軽に仲間の税理士を紹介してくれます。
たとえば、会社の規模が大きくなり、全国に本店支店など増えてくると、それぞれの地域の所轄税務署が異なるという問題が生じ、本支店間のお金や税金の納付方法に詳しい税理士を雇わなければなりません。
また、大・中企業でなくても、海外支店や現地法人を設立するケースは増えています。そんなときは、国際税務に詳しい専門の税理士が必要です。自分で探すこともできますが、顧問税理士との連携も必要ですから、知り合いを紹介してもらった方がいい場合もあります。
そのようなとき、今の顧問税理士がいい税理士であればあるほど、自分のほうから「そうですか。中国の税制に詳しい方を求めているのですね。それなら2人ほど専門家を知っています。1人はですね…」というように気軽に紹介してくれるはずです。
いい税理士は、税理士同士のネットワークをうまく活用しているのです。
経営者の方が望むのであれば、複数の税理士と契約をしても構いません。税務顧問とは別に、違う税理士とコンサルティング契約をしている場合もよくあります。
これからの時代は、会社を発展させるため、複数の税理士を活用することも考えてよいでしょう。