顧問税理士をどう選ぶか?


第1回 税理士がいる会社、いない会社の違いとは?

 会社を伸ばしていける経営者の条件として、外部の専門家をいかにうまく活用していくのかが大切になります。なかでも大切なのが税理士です。

 弁護士や司法書士などの方と日常的にあう必要はありませんが、経営者にとって、会計や税金は非常に大きな感心事です。また、税理士がいるといないとでは、会社の伸びの違いは歴然です。できれば創業する前から相談しておくのがベストでしょう。

 税理士法により、税理士にしかできない独占業務として以下の3つが定められてます。

  1. 税務相談
  2. 税務代理
  3. 税務書類の作成

 税理士はこのような業務で経営者をサポートできますが、自分の会社をスタートさせたとき「税理士が必要だ。すぐに探そう」という人はまれで「そのうち見つかればいい。ゆっくり探そう」と決めている人が少なくありません。

 このような社長さんがよく陥るパターンが、経費や売上の管理をまったくせず、1年分の経理をため込んでしまい、領収書や請求書、銀行の預金通帳などがグチャグチャになった状態で決算を迎えてしまうことです。

 できれば、会社スタート当初から、いい顧問税理士を見つけ、二人でタッグを組んで、会社の会計、経理を適正化し、決算に備えていくのが理想だといえます。