(2012年9月)
SEO対策とリスティング広告 これまでの常識を覆すマーケティング手法を武器に若い世代を中心とした勢いのある会計事務所が売上を伸ばしています。その最強の武器こそがWebです。正しい知識と適切な使い方を心掛ければ必ずや売上に貢献してくれますが、誤った使い方をしてしまえばすべては水の泡です。 検索したお客様が見るのは上位10サイトだけ どうして「SEO対策」が必要なのでしょうか。 答えは簡単です。しっかりとした対策を施さないと、誰もそのホームページを訪れてくれないからです。 ここに興味深い統計があります。アメリカの大手インターネットサービス会社であるAOLが行った調査によると、インターネットで検索をした際、「1位に出てきたホームページを見る」と答えた人は42%。続いて「2位から10位までも見る」と答えた人は48%との結果が出ています。 つまり、ホームページを検索した人の90%は「検索エンジンに出てきた上位10サイトしか見ない」ということ。11サイト目以降は、残りの10%しかクリックしてくれないのです。 しっかりとSEO対策を施すことによって、ホームページを検索エンジンの上位に表示させる。これはWebマーケティングにおける基本中の基本といえるでしょう。 リスティング広告で短期決戦を制する しかし、SEO対策は、一般的に効果が出るまでに3〜6ヵ月と日数がかかるうえに、順位をコントロールすることはできません。 また、GoogleやYahoo!といった検索エンジン側の都合や思惑によって、突然、検索のルール変更が行われることもあり、そのつど新ルールに沿ったSEO対策を講じる必要があります。 一方、リスティング広告は、すぐに特定のキーワードで上位表示させることが可能です。 リスティング広告では、検索したワードに連動した広告が表示されるため、ユーザーが商品やサービスに対してすでに興味や関心を持っている状態で配信されます。 良いことばかりに見える一方で、掲載位置はクリックごとに課金される広告料金の入札金額の大小に左右されるため、人気の高いキーワードで入札すると、高額な予算が必要になるデメリットがあります。 大切なのは、中長期的な計画でSEO対策を施し、短期的な結果をもたらすリスティング広告も並行して導入することでしょう。 それぞれの媒体の特性を活かした展開で、効果的なWebマーケティングを行いたいものです。 |