会計事務所経営に役立つ情報
(2012年4月)

顧問先増加にはホームページの整備が不可欠

 これからの時代、会計事務所が顧問先を増やすには、ホームページをそろえなければならない。

 ホームページといっても、これまで通りの事務所案内のホームページだけではない。業種特化、業務特化に関するホームページ、いや正確にはサイトを見ている人に直接訴求できるランディングページをいくつも作成する必要があるのだ。

 また、メールマガジンやブログ等、複数の方法を駆使したWebマーケティングも欠かせない。さらに、SEO対策を行い、Web広告を出すことで、検索されたときのポジションを上げていかなければならない。ほかにも販促ツールの作成、営業教育、コミュニケーション教育など、挙げればきりがない。

 ここで一番考えないといけないのは、「誰と競争するのか」「誰が自分のお客さんを奪おうとしているのか」ということ。周囲を見ながら、いろんな策を取っていくことが重要である。

 会計事務所が売上を上げるには、お客様に支持される事務所づくりを実現することである。サービス業の経営の5原則を紹介する。

1. 価格が安い → 価格が明確

2. 「あなたへ」を訴求する → ランディングページ等を使い、ターゲティングを行う

3. 地域密着をアピールする → 医者や弁護士は遠方のお客様でも依頼が来るが、税理士は顧客と近いほうが好まれる傾向にある

4. 素早い対応 → クイックレスポンスを心掛ける。問い合わせて来週面談するようでは、当日中に会える税理士に契約されてしまう

5. 接客が良い → 来店型事務所の基本。電話応対も含まれる。教育システムの確立が不可欠