コンサルタンツ・EYE
『“人間力”を高めよう!』 先日、あるクライアント先の会議が終わった後、若手社員同士が話しているのが聞こえてきた。 M君:A部長に言われると頭にきて、何も聞く気になれないと思わないか? Y君:そうだよなあ、A部長の言うことは聞こうと思えないな。でもB次長に言われると、なぜか頑張ろうと思えるんだよなあ。 この差はどこにあるのか? 部下に指示・命令をする際の話し方や表情も、重要な要素を占める。しかし、それ以上に大事なことは、部下との信頼関係が構築できているか否かである。 尊敬している先輩や上司からアドバイスされると、涙が出るほど嬉しいものである。「この人について行こう」と頑張れる。逆に尊敬していない人からアドバイスされると、聞く耳を持ちにくいというのが本音である。 プロ幹部として人を動かしていくには、この信頼関係をどう身につけるのかが重要となる。部下の成長を心から願う気持ちが伝われば部下は動く。上辺だけの幹部が言うことは、絶対に聞かないものである。 日常の態度や行動、お客様・部下への接し方、全てにおいて部下はよく見ている。行動の一つひとつが部下との信頼関係を築き、いずれ部下は上司の行動を真似するものである。 つまり部下の行動は、皆さんの鏡に映った姿といっても過言ではない。だからこそ自分自身の言動を律することが必要なのである。いくら肩書きや能力だけが高くても、部下を心底からは動かせない。仮に恐怖政治で部下を動かせたとしても心までは動かせない。 「この人の為に頑張りたい」「この人について行きたい」と、部下から思われる幹部になれているだろうか? そのような幹部に近づく為にも、さまざまな難局に立ち向かいながら更なる飛躍を目指し、日々、自己を磨いて人間力を高めようではないか。人間力を高めれば、それに比例して人望は厚くなるものなのである。
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