社会福祉法人の会計・経理Q&A


Q23
 増築工事を行い、建築工事請負代金40百万円を20百万円ずつ2回に分けて支払いました。支払時と完成時の仕訳はどうなりますか。



A23

 建物の建設に要した支出は、完成まで「建設仮勘定」で処理し、完成後に「建設仮勘定」を各種の固定資産や支出に振り替えることになります。
 また、完成年度の支払金額は、資金収支計算書において「建設仮勘定取得支出」から各種固定資産取得支出に振り替える必要があります。

 建築工事請負代金支払時(1回目、2回目)の仕訳は、次のとおりです。


(総勘定元帳系列の仕訳−損益計算)
借方科目 金額 貸方科目 金額
固定資産 <B/S> 流動資産 <B/S>
その他の固定資産 20 現金預金 20
建設仮勘定 現金

(資金収支元帳系列の仕訳−資金計算)
借方科目 金額 貸方科目 金額
<施設整備等による支出> <C/F>   <C/F>
その他の固定資産取得支出 20 支払資金 20
建設仮勘定取得支出  


 建物完成時の仕訳は、次のとおりです。


(総勘定元帳系列の仕訳−損益計算)
借方科目 金額 貸方科目 金額
固定資産 <B/S> 固定資産 <B/S>
その他の固定資産 40 その他の固定資産 40
建物 建設仮勘定

(資金収支元帳系列の仕訳−資金計算)
借方科目 金額 貸方科目 金額
<施設整備等による支出> <C/F> <施設整備等による支出> <C/F>
その他の固定資産取得支出 40 その他の固定資産取得支出 40
建物取得支出 建設仮勘定取得支出


 「その他の固定資産」の建物は、基本財産への定款変更の承認が行われた時点で「基本財産」の「建物」に振り替える処理が必要です。