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(13/04/08)
起業家で失敗する人を見分ける方法の幾つかを挙げてみます。 【1】何となく事業を起こした人 事業を始めればすぐわかりますが、色々な所から儲け話が舞い込みます。ちょっと考えれば分かることですが、儲け話を人にわざわざ教える人はいません。 「先生、いい話があります。確実に儲かる話です。ちょっと聞いてくれませんか」 「先輩、お久しぶりです。先輩だけに1か月でお金が倍になる話を紹介します」 「先生、ご存知ですか? とうもろこしがいいんですよ」 「先生、近くでいい物件の売り物があるんですよ」等々。 毎日のように電話がかかってきます。 それだけではありません。 新設法人のデータは各種営業用に高値で売買されているのです。社長をおだてて騙そうとする人が多いことに呆れてしまうでしょう。きちんとした経営理念をしっかり持っていないと、狼の巣の中に入ったようなものですぐ食べられてしまいます。 【2】会社の登記簿謄本の目的欄にたくさん入っている会社も要注意 不動産の売買・健康食品・宝石・毛皮・飲食等々。お宅の会社は何業? と首を捻りたくなるような会社は要注意です。 取り込み詐欺の会社かと疑われます。それでなくても各種許認可が必要とされ、公的融資が受けられなくなります。自分の会社は何業で、他社とはここが違うと明確に差別化して会社を起こすという原則をしっかりもつことです。 【3】会社の設立にかかる経費をケチって設立登記を自分でする経営者 会社を起業かする際、経営者としてしなければいけないことはたくさんあります。飲食業で言えば、味・価格・サ−ビス、接客マニュアル・新規開業準備で猫の手をかりたいほど忙しいはずです。 専門でもない会社設立開業届、税務的な問題等はそれぞれの専門家に任せるべきですが、経費削減と称して、専門家への経費をケチる経営者は、お金の使い方、儲け方、経営管理の仕方をしらず、目先の利にとらわれており、長い目で見れば破たんすることが予想されます。 ちまちました経費削減の前に、売上を増加させるための様々な工夫、原価・人件費等の大きな経費をしっかり管理するシステムづくりが大事なのです。 あなたの身近にいませんか? 1,000円・2,000円のお金にうるさく、百万円単位のお金のロスに気が付かない社長さんが。。。 |