●今月の特集
法人税・所得税の調査ポイント 税務調査による調査修正項目では、費用、売上・収益、利用資産等、その他資産の計上の誤りの順で多いようです。 最近の税務調査の主な留意点を挙げると、次のようになります。 1.現金 現金の調査は約9%の確率で実施され、現金の実際有高を実査し、帳簿残高と照合します。この作業で両者が一致しなかった場合、調査官は記帳全体の真実性に疑問を持ちます。 さらに金庫の中のハンコ・鍵・プリペイドカード等の使われ方や、所有者等で不正の手がかりを見つけようとします。例えば、ハンコがあった場合、調査官はそのハンコをメモ用紙に押すなどして、よく使われているものや、朱肉が残っているものの利用理由を追求してきます。 1.現金商売の場合は、調査当日の金庫にある現金残高と現金出納帳の残高をチェックする 2.現金売上の除外がないかチェックする 3.現金支出で領収書がないものをチェックする 4.役員に対する仮払金をチェックする 5.端数のない金額の領収書をチェックする 2.預貯金 3.棚卸商品、仕掛品等 4.有形固定資産 5.役員借入金 6.売上 7.仕入 8.外注費 9.人件費 10.交際費 11.貸倒損失の否認 12.海外取引 13.賄い 14.修繕費 消費税の調査ポイント 源泉所得税の調査ポイント 印紙税の調査ポイント この続きは「CLUE」本誌にて…
会計は、税務申告や株主や債権者に対する情報提供として役割を果たす『財務会計』と経営者や内部管理者に対する情報提供や意思決定のための『管理会計』とに大別する事が出来ます。 税務申告等の必要性から、毎月月次決算をしているのであれば、これを経営陣にとって役立つ情報に活用すべきでしょう。 財務会計は企業会計原則や法人税法等により内容に規制がされますが、管理会計にはそのような規制はありません。自社が黒字になるか、赤字になるのかの見通しは企業の経営について大変重要な課題です。 ここでは、まず損益分岐点(収支が±0)を理解して頂き、活用して頂ければと思います。企業が活動をしていく上で、掛かる総費用は売上に変動して変わる『変動費』と売上に関係なく掛かる「固定費」に分かれます。 つまり、自社の損益分岐点を知る事で、変動費・固定費をコントロールする事で採算性や収益性をシュミレーションする事が可能となります。 1.総費用を固定費、変動費に区分する 2.1を変動損益計算書へ落とし込む 3.損益分岐点の求め方 この続きは「CLUE」本誌にて…
会社にとって、どのような保険が必要であり、また加入するにはどのような優先順位にしたら良いのか…と悩まれる方も多いと思います。そのような方は、図の「リスクマップ」を活用すると便利です。 リスクが大きくて、発生頻度の高いものが自動車事故であり、個人・会社でもほぼ100%が加入しています。また、発生頻度はそう高くないものの、そのリスクの度合いが大きいものが死亡保険や火災保険です。 人間の死は一生に一度きりですが、経営者や一家の大黒柱が死亡したら、残された会社の従業員や家族の生活は一変します。また、火災もそうそう発生するわけではありませんが、発生すれば全財産を失い、ローンや借金だけが残ることになります。 医療保険はお金のムダ! 会社が入る保険の順位 この続きは「CLUE」本誌にて… |
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