●今月の特集
決め手は外部監査不正経理の手口のアレコレ
不正経理についての記事が、時々新聞等を賑わしています。私見では、不正経理は会社の体質や経営者の人格等よりも、採用した経理担当者の資質によるところが大きいようです。 いくら素晴らしい内部牽制組織を創っても、悪い人を採用すれば幾らでもすり抜ける方法を考えます。また、数字に細かく、しっかりした社長の下でも不正経理をする人はいくらでも居ます。 不正を見破る方法も大事ですが、信頼できる人をいかに見つけるかなど、長い年月の信頼関係や縁故採用等も含めて検討されるべきです。 もちろん、不正経理の手口・発見方法・システムづくり・会計事務所等の外部監査もしっかりすべきです。不正経理の手口を見て行けば、そっくり脱税と粉飾決算の手口にも通じます。 経理をしっかりする複数のチェック体制を入れるべきです。 (1)領収書の二回使用 (2)領収書の改ざん (3)簿外現金の不正流用 (4)切手・回数券・商品券等の換金横領 (5)仕入・外注費等の横領 (6)商品の横流し (7)売掛金の回収・売上金 (8)労働力やノウハウの横流し (9)カードの不正使用 (10)実績目的の不正取引 ◇不正経理発見の決め手 月次監査のチェック この続きは「CLUE」本誌にて…
消費税という税科目は実務の上で欠かせない重要な税金となっていますが、詳しいところは良く分からない、という方は多いのではないでしょうか。ここでは、ミスが起こりやすい消費税のポイントとその防止策を解説していきます。 ●確定申告書の提出時期 ●通勤手当と非課税通勤費 ●納付消費税額等の損金計上時期 ●日当の取り扱い ●固定資産税の清算金 ●免税事業者の要件が平成25年から変更に この続きは「CLUE」本誌にて…
国税庁より発表されたものですが、民間給与実態統計調査というものがあります。 これはどういうものかというと、民間企業規模別・年齢別・性別などから年間給与をどれくらい支払われているかをまとめたものです。 平均給与が男性は499万円、女性は263万円、と聞くと結構みんなもらっているなぁという感想を持たれた方も多いのではないでしょうか。 しかし、これにはからくりがあります。給与の高い大企業や公務員もこの統計には含まれているのです。その中で一番注目したいデータが、各個人の平均年収額になります。では、平成17年度と平成21年度分の比較をしていきましょう。 全体としての平均給与は、男性499万円、女性263万円となっており、男性の約半数は年収400万円台以下、女性の8割以上は年収400万円台以下となっています。 業種別で見ると、最も高いのは電気・ガス・熱供給・水道業の630万円。次いで金融業、保険業の625万円となっており、もっとも低いのが宿泊業、飲食サービス業の241万円となっています。 やはり競争のない業種、そして大企業ほど所得が多いという結果です。派遣や契約社員が増え、その分正社員の割合が減少していることも年収下落に拍車をかけています。給料が年々少なくなっている時代、将来のことを考えるとなかなか家も車も持てない状況です。もちろん子供を生むのも躊躇せざるを得ない状況ではないでしょうか。 これは、大震災前の国税庁の民間給与統計調査で、平成23年度の調査は一層下落が激しいものと推定されます。今後のビジネスを考える場合…… この続きは「CLUE」本誌にて… |
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