●今月の特集
経理処理とは、結局のところ勘定科目の問題 経理処理で悩むことの1つに、【勘定科目を何にすればいいのだろう】という事があります。 勘定科目とは、会社の取引を勘定科目というボックスに整理・整頓し、会社の財政状態、経営成績を正確につかむためのものです。勘定科目は経理が勝手に判断していいものではありません。金融機関、取引先、税務署、株主等、会社の利害関係者に会社の実態を正確に伝えるものですから、一定のルールと何よりも継続性が大事です。 そのため「どういった取引は、何科目で処理する」といった『勘定科目一覧表』をできるだけ具体的にまとめておくと便利です。経理処理を誰でもできるようになりますし、月次予算を作成する経営陣と経理処理する経理担当者とが異なっていても、科目の統一性が保たれます。 ここでは一般的な科目内容で整理しましたが、各企業ではより具体的に記載すると一層便利になります。例えば、【外注費 ●●】等の具体的な会社名や個人名を記載しておきましょう。 勘定科目一覧表は、過去の総勘定元帳を取り出し、勘定科目の摘要を一覧表にまとめるだけで簡単に作成できます。貸借対照表のほとんどの勘定科目は次頁の一般的な勘定科目表で充分ですが、決算で作成する勘定科目内訳書に沿って、仮払金・未収金・貸付金・借入金・預り金等々の各科目については、補助科目を作成しておくと一層便利です。 ◆勘定科目についての疑問
まず、経営者の経営管理目的を聞いて、「月次で予算・実績対比したい」「現場・経営サイドで管理したい」経費科目をおおむね25科目程度で選択してもらいましょう。 それは、勘定科目が多いと1枚の用紙に試算表、月次決算書が収まりきらないからです。1枚で会社の経営成績を見れることが大原則なのです…… この続きは「CLUE」本誌にて…
近年、キャッシュフロー経営が注目されつつありますが、 なぜキャッシュフローに着目する必要があるのでしょうか? バブル崩壊後、企業を取巻く経営環境は変化しました。2000年12月以降の中小企業向け貸出残高の推移を見ても、政府系銀行を除き、10%以上も貸出残高が減少しています。 すなわち、中小企業にとっては銀行からの資金調達が、いつ何時困難になるかも知れない状況にあるわけです。 これに備えるためには、キャッシュフローを重視し、適切な流動性を確保することが必要となっています。 ◆経営者はどのような時に倒産の危機を感じているのでしょうか ◆事業運営とキャッシュフロー 1.運転資金管理とキャッシュフロー 2.在庫管理とキャッシュフロー ◆企業の業績評価とキャッシュフロー この続きは「CLUE」本誌にて…
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