経営会議事例集 平成29年3月

経営会議は月1回定時に開催する!!

 計画と実績の差異分析、予測決算、資金繰りの予定と実績の差異分析等々、経営数値の確認と改善について経営陣の意思決定、進捗報告を最低限確認する場として経営会議があります。

 不定期な経営会議開催であれば、改善の進捗報告や改善成果の確認がなされず、結果、経営計画が活用されず終わってしまいます。

 この間の経営会議では、赤字3店舗について、1店は9月に撤退、2店については、メニュ−の改善等を図り、5.6月で売上改善が見られない場合は、抜本的な案も検討することとなりました。

 3月の結果と4月の現在日までの流れでみれば、収支は大幅に改善されてきているとの事であり、浮き足だつことはせず、じっくり経営改善を図るとのことでした。

 このように、経営の問題点をはっきりさせ、改善案とその進捗予定を確認していく作業が会社を強くするのです。とりわけ、決算予測や資金繰り予定表は経営陣に経営の先行指標が与えられ、危機感と長期の改善案が練られることになります。

 経営には長期的な戦略と短期的な戦術が求められます。短期的な戦術ばかり練っていると、「ケチケチ作戦」となり大きな投資意欲や経営拡大思考が薄れ、会社の慢性的な衰退に導くことになってしまいます。経営会議は毎月定例化して開催し、長期的な計画と現実の判断を長期的な視点から決定していく場にしたいものです。

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