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第11回 朝礼朝改は善

(2016.9.28)

 株式会社ooyaビジネスクリエイトの大谷(おおや)です。

 久しぶりに東京地方も晴れましたね。8月の末からずっと雨模様だったので、晴れると気持ちまで晴れわたるような気がします。

 夏前は水不足で「雨が降らない」と心配していたにもかかわらず、降ったら降ったで「雨ばかり」と嘆くなど、人間は勝手なものだなと改めて思います。

■ 今週の法則:朝礼朝改は善

[解説]

 先日、ある税理士法人にお邪魔した際、先生がいらっしゃなかったので、ある幹部社員と話をしていましたら、幹部社員の方が私に「ここだけの話なのですが、先生は言うことが朝礼暮改どころか、朝礼朝改で困るんですよ」とこぼされていました。

 その時は、「そうかなあ」と何となく聞いていたのですが、その後、事務所に戻り、他の作業をしている時に、先ほどの話を思い出し、ふと気付きました。

 それは、「いつもいつも経営のことを考えていたら、朝礼朝改になるのだ」ということです。と言いますのは、誰だって「その時はそれが最善」と思って判断を下す訳ですが、その後、熟考したり、新たな情報が入ってくると「その時の決断・判断が最善ではなかった」と気づくこともある訳で、その判断が最善でないとわかった以上、経営者として、たとえそれが朝礼朝改だろうが何だろうが、指示・命令を変えるのは当然のことだからです。

 だいぶ以前なりますが、セブン&アイ・ホールディングス 元CEOの鈴木敏文氏が、「朝令暮改を躊躇なくできることが優れたリーダーの条件の一つである」という趣旨のことを述べていたと記憶しています。

 責任を負わない人は、傍目八目(おかめはちもく)で好き勝手なことを言えますが、責任を追う立場の人は、そういう訳には行きませんよね。

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