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第7回 月次支援の質”は経営者に会えているか?がバロメーター

(2016.8.19)

 株式会社ooyaビジネスクリエイトの大谷(おおや)です。

 11日は、山の日で祝日なので、11日から夏休みという方も多いようですね。

もちろん働いていらっしゃる方もたくさんいらっしゃると思いますが・・・

 私自身は、前回の号外に書きましたように、大学3年生の次女と家内と一緒に、11日から3日ほど、研修に出て”充電”して参ります。

 お互い、良い夏休みにいたしましょう。

■今週の法則:
月次支援の質”は経営者に会えているか?がバロメーター

[解説]

 一般的に、会計事務所の業務のメインと言えば、毎月、あるいは隔月で顧問先に訪問し、先方の方の相談に乗ったり、お話をするというのが一般的だと思いますが、皆様の事務所でも概ねそうですよね?

 ところで、皆様の事務所の職員の方は、きちんと経営者(もしくはそれに準ずる方)に会えているでしょうか?

 また、所長先生は、職員の方が毎回”誰と会っているか?”を管理・把握しているでしょうか?

 「うちの職員はたぶん会えていると思うよ」と思った先生もいらっしゃると思いますが、本当にそうでしょうか?

 是非、調べてみて下さい。

 私は数多くの会計事務所様とお付き合いがありますが、正直に申し上げて、毎回、経営者に会ってお話したり、相談できている職員の方はあまり多くありません。

 多くの場合、経営者の奥様か経理担当者と会って話をしています。
※勿論、経営者にお目にかかってお話されている方もいらっしゃいますが。

 では、なぜ経営者の方は、奥様や経理担当者に任せて、会計事務所の職員さんに会ってくれないのでしょうか?

 理由は大きく3つです。

  1. わざわざ時間を割いてまで会うほど有益な情報、価値ある話が得られないから
  2. 話がわからない・つまらない・興味が湧かないから
  3. アポイントが直前で、日程が合わないから

 3.のアポイントについては「次回のアポを必ず入れて帰ってくる」ことを徹底すれば解決できることですが、1.2.については厳しい言い方をすれば「会うだけの価値がない」ということですので早急に改善しませんと、やがては解約や値下げの話につながることでしょう。

 会計事務所の価値は、「経営者に会ってどんなアウトプットができるかどうか」で決まります。

 まずは「職員の方が経営者に会えているか?」を管理・把握いただいて、もし会えていないとすれば、「きちんと会っていただけるように」支援の内容を改善したいものです。