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第4回 能力の限界ではない。単にインプットが足らないだけ

(2016.7.6)

 株式会社ooyaビジネスクリエイトの大谷(おおや)です。

 先日から、500社を超える顧問先を持つ会計事務所のコンサルティングをさせていただいております。

 私は以前から、組織を大きくするには「多様な価値観を受け容れることが大事である」と申し上げてきましたが、

 今回お手伝いさせていただき、改めて、組織を大きくするには多様な価値観を受け容れると同時に、「組織としての共通の価値観を示すこと」がいかに大事であるかが良くわかりました。

 やはり、人を束ねるのは価値観ですね。

■今週の法則:
能力の限界ではない。単にインプットが足らないだけ

[解説]

 仕事柄、経営者や所長先生から「最近、年のせいか、考えても考えても以前のようにアイデアが思いつきません。

 悔しいですが、能力の限界なのでしょうか?」と相談されることが時折あります。

 このようなお悩みは、経営者であれば、誰もが一度や二度は感じたことがあるのではないかと思いますが、読者のみなさまはいかがでしょうか?

 かく言う私もそのように感じることはありますので、お気持ちは良くわかります。

 ただ、その解決は意外にも簡単で、「能力」ではなく「情報量」を増やせば解決できます。

 一般的に、人は解決策が思い浮かばず弱気になると「能力がない」と嘆くのですが、それは「アイデアを考え出す元となる良質な情報がないだけ」であって、能力とは関係ないのです。

 もっとはっきり申し上げれば、「単なる勉強不足で情報が不足している」ということです。

 ですから、能力がないなんて嘆いてはいけません。

 勉強すればたいがいの問題は解決できますし、お金を払えば、他人の知恵や経験も「情報」として買うことができます。

 是非、一緒に「能力」を高めて参りましょう。