税務職員採用試験合格者3年連続1000人超
カテゴリ:12.国税庁関係 トピック
作成日:11/18/2016  提供元:21C・TFフォーラム



 人事院が11月15日に発表した平成28年度税務職員採用試験(高校卒業程度)の合格者によると、合格者数は1523人(前年度1447人)で、3年連続1000人を超えるとともに、4年連続で前年度合格者数を上回った。

 試験申込者数は8317人なので合格倍率は5.5倍となり、最近では最も狭き門だった24年度の16.4倍と比べると3分の1で、3年続けて5倍台の広き門となっている。また、採用予定者数は806人で、平成5年度採用試験以降、最多。

 28年度採用試験合格者の採用は29年4月のため、採用年度は29年度になる。税務大学校普通科生(第77期)として、約1年間の研修所での研修を経た後、各税務署に配属され、調査・徴収等の事務に従事する。

 民主党政権下で23~25年度まで行われた国家公務員の新規採用抑制方針により、国税専門官(大学卒業程度)同様、税務職員採用試験による新規採用者数も減り、特に24年度は187人の採用にとどまるなど過去にない厳しい採用となったが、自民党政権となってからはその反動もあり、26、27、28年度と減員分を補うための採用増が続いている。