国税庁が最も多かった「再任用職員」
カテゴリ:14.各省庁関係 トピック
作成日:05/20/2016  提供元:21C・TFフォーラム



 国家公務員の再任用者の数が年々増えているが、全省庁の中で国税庁の再任用職員(税務職)が最も多いことが、内閣官房内閣人事局の一般国家公務員在職状況統計表(平成27年7月1日現在)で明らかになっている。

 全省庁の再任用職員8816人のうち国税庁は1748人(前年度1230人)で、以下、法務省1394人、厚生労働省1374人、国土交通省1226人と続いている。

 再任用職員は、その勤務時間により、フルタイム勤務(週38時間45分)と短時間勤務(週15時間30分~31時間までの範囲内の時間)に分かれる。国税庁の場合、フルタイム勤務が141人(前年度47人)と大幅に増加し、初めて3ケタ台になった。これにより国税庁の再任用職員全体に占めるフルタイム勤務職員の割合はこれまで2~4%だったのが、8%に倍増している。

 一方、平成28年度国税庁予算のうち、短時間勤務職員給与額は前年度比8億円増の87億円を計上している。再任用制度がスタートした平成14年度は1.5億円だった。数年後には100億円を突破しそうだ。