22年度金商法監査の平均報酬は4785万円~会計士協
カテゴリ:13.会計士・税理士業界 トピック
作成日:03/02/2012  提供元:21C・TFフォーラム



 日本公認会計士協会(山崎彰三会長)は2月27日、「監査実施状況調査(平成22年度)」を公表した。同調査は、金融商品取引法監査(4022社)や会社法監査(5559社)などの監査時間や監査報酬などを明らかにしたもの。金商法監査と会社法監査は、22年4月期から23年3月期までの1年間に係る監査概要書と会社法監査実施報告書を基に集計している。

 それによると、金商法監査(連結あり:3281社)の平均報酬は4785万4000円と前年度(同3371社)より107万3000円減少した。1社平均の監査従事者数は17.3人(前年度は17.8人)、1社平均の監査時間数は3785.7時間(同3760.8時間)だった。

 監査時間は増えたが、報酬は減少。時給(監査報酬/監査時間)で換算すると約1万2640円。「大手監査法人の監査報酬の損益分岐点は時給1万3000円」との声が事実であれば、相当厳しい状況に置かれていることになる。

 平均報酬を会社の売上高区分でみると、1兆円以上(143社)であれば2億3294万5000円、最高額は29億3800万円、最低額は1380万円。最高額は最低額の210倍を超える。

 なお、会社法監査をみると、平均報酬は1089万6000円と前年度より対象会社数は減りながらも23万円増加。1社平均の監査従事者数は10.4人(前年度は10.5人)、1社平均監査時間数は818.3時間(同784.9時間)だった。

 詳細は、↓を参照のこと。
http://www.hp.jicpa.or.jp/specialized_field/22_22.html