消費税引上げで郵便料金も引上げへ
カテゴリ:03.消費税 トピック
作成日:10/11/2013  提供元:21C・TFフォーラム



 消費税引上げの確定を受け郵便料金が引上げられる。総務省は10月4日、平成26年4月の消費税率引上げに伴い、定形郵便物の料金を現行の80円から82円に引き上げるため、郵便料金等の改定に必要となる郵便法施行規則の一部改正等の省令案をパブコメにした。11月5日まで意見を募集する。

 消費税率の5%から8%への引上げにより、日本郵便株式会社の郵便料金に係る税負担が380億円増加すると見込まれ、この金額を経営努力で吸収することが困難であると判断したため。

 ただし、郵便法では、第一種郵便物(封書)のうち、25グラム以下の定形郵便物については、郵便法施行規則で定める上限料金を超えてはならないとし、施行規則で「80円」と規定していることから、施行規則を改正し上限料金を引き上げる必要が出ていた。

 郵便料金は、消費税が導入された平成元年に封書が60円から62円に、ハガキが40円から41円に引上げられた。その後の料金改定で平成6年に封書が80円、ハガキが50円に見直され、平成9年の消費税5%への引上げ時には料金を据え置いていた。