消費税増税で住宅購入等に「影響受けた」が半数超える
カテゴリ:03.消費税 トピック
作成日:06/03/2014  提供元:21C・TFフォーラム



 輸入住宅販売会社セルコホームが公表した「消費増税と住宅購入に関する意識調査」によると、調査した半数強で消費税増税が住宅購入計画に影響があったと回答していることがわかった。同調査は、消費増税の影響下で住宅購入計画を進めていた者(増税が議論され始めた3年前から現在までの住宅購入者又は現時点で住宅の購入意向がある者)を対象に4月下旬に行われ、2千人からの回答をまとめたもの。

 調査結果では、住宅購入計画が消費増税の影響を受けたかの質問に対して、「影響あり」(「非常に影響あり」・「やや影響あり」)が54.25%で、「影響なし」(「全く影響なし」・「あまり影響なし」)の45.75%を上回った。また、3年以内に住宅を購入した者でも42.6%が「影響あり」と回答しており、消費税増税の議論が開始された頃からすでに影響を受けていた者も少なくないことがうかがえる。

 消費増税によって住宅購入計画にどのような影響を受けたかの質問には、最も高かったのが「購入予算の見直し(住宅代金など)」の47.1%で、以下、「購入意欲のDOWN」39.6%、「購入時期の見直し(税率が上がる前に購入検討など)」30.8%、「資金計画の見直し(積立額や住宅ローンの試算など)」29.8%と続いている反面、「住宅購入を考えるきっかけになった」14%や「購入意欲のUP」4%との回答もあり、消費増税が住宅購入を考えるきっかけになった者も少なくない。

 一方、消費増税を緩和するための施策の認知度をみると、消費税の経過措置については46.4%、住宅ローン減税の拡充については33%しか認知されていなかったことも判明した。

 この件はこちら