平成27年分平均給与は420万円と3年連続増加
カテゴリ:12.国税庁関係 トピック
作成日:09/29/2016  提供元:21C・TFフォーラム



 国税庁が28日に公表した平成27年分民間給与実態統計調査によると、民間企業に昨年1年を通じて勤務した給与所得者数は4794万人(対前年比分0.8%増)と3年連続して過去最高を更新するとともに、その給与総額は201兆5347億円(同2.1%増)で、13年ぶりに200兆円を超えた。

 給与所得者1人当たりの平均給与は、420万円と前年に比べ5万円強増え、3年連続して上昇した。男女別では、男性521万円、女性276万円、また正規・非正規別では、正規社員の485万円(同1.5%増)に対し、非正規社員は171万円(同0.5%増)となっている。

 平均給与の内訳では、平均給料・手当が356万円(同0.9%増)、平均賞与が65万円(同3.7%増)で、企業の業績が反映する賞与が伸びていることから、アベノミクスが押し上げた格好となっている。また、業種別の平均給与をみると、「電気・ガス・熱供給・水道業」の715万円が最も高く、「宿泊業、飲食サービス業」が最も低い236万円となっている。

 なお、給与所得者4794万人のうち、源泉徴収による所得税納税者数は4051万人で、その税額は8兆8407億円となっており、納税者の給与総額に占める税額に割合は4.7%だった。